JH Audioの上級イヤモニ、Layla II、Angie II、Roxanne II
実売40万弱の超ハイエンド機に刷新、チタン削り出しの「Layla II」
2016年03月29日 09時00分更新
アユートは3月29日、JH AudioとAstell&Kernの協業で生まれたユニバーサル型IEM(イヤモニ)の新製品3モデルを4月2日に発売すると発表した。同社直販サイト“アキハバラ e市場”などで本日から予約を開始した。
昨年のポタフェスでワールドプレミアとなった製品。既存のLayla、Angie、Roxanneをブラッシュアップしたほか、BAドライバーを6基内蔵したエントリー機種「ROSIE」も発表された。今回はROSIEを除く、上位3モデルの発売時期と価格が確定した。価格はいずれもオープンプライス。
- 「Layla II」(直販価格:39万9800円):BAドライバー12基
- 「Roxanne II」(直販価格:26万9980円):BAドライバー12基
- 「Angie II」(直販価格:18万9980円):BAドライバー8基
共通する特徴は金属ブロック削り出しの金属筐体になった点。Layla IIはチタンブロック、それ以外の3機種はアルミブロックを削り出している。従来機種はカーボンファイバー製ボディーに金属製のベゼルを組み合わせていた。Layla IIとRoxanne IIは同じ12ドライバーだが、低域の味付けが異なる。Layla IIはスタジオモニター的なフラット志向、Roxanne IIはよりロックを意識した濃い低域を重視しているとのこと。
ドライバーは新設計。MOON AUDIO製のハイエンドケーブルを採用した。
低・中・高域用に独立した導管を用いて位相を管理する(freqphaseテクノロジー)。低域調節機能(Variable bass:Layra IIは0~+13dB、Angie IIは0~+10dB)を持つ。BAドライバーはLayra IIとRoxanne IIが低・中・高音用に各4基(soundrIVe テクノロジー)。Angie IIが低音用に4基、中・高音用に2基。一般的な直径3.5㎜/3極プラグに加え、バランス駆動用の直径2.5㎜/4極プラグを持つ点などは従来機種と同様。
Layla IIは周波数特性10Hz~23kHz、音圧感度117dB/mW、インピーダンス20Ω。Roxanne IIは10Hz~23kHz、119dB/mW、15Ω。Angie IIは10Hz~23kHz、117dB/mW、17Ω。