イオンモバイルは人気すぎて
申し込み手続きがうまくいかないトラブルも
さて、これはバッドニュースだが、イオンのお店の携帯電話コーナーで加入できる「イオンモバイル」の申し込みが滞りがちだ。
2月26日にスタートして以来、手軽さと安さで加入者が押し寄せているようで、一時的な加入停止のトラブルが起こるなどした後、現在も加入を待たされる事態が続いている。
イオンの店頭では、申し込みをしても即渡しとはならない、という案内が掲示してある。イオンモバイルとなってからは、データ専用回線であっても店頭でSIM書き込みから開通手続きまで行なうため、従来のようにSIMのパッケージを渡されて終わり、ということでなくなった。その結果、SIMの在庫と手続きが間に合ってないのだ。
実際に店頭でSIMの在庫が切れていることもあり、その場合は店頭で申し込みをしても後日受け取りとなる。また、開通手続きも時間がかかっており、仮にSIMの在庫があっても待たずに開通とはならないようだ。
そのため、イオンモバイルは今のところ店頭での対応を優先しており、現在、ネットからの申し込みを停止している状況。
加入キャンペーンとして3月中に開通した回線の一部は1年間に渡って割安な料金で利用できるが、このキャンペーン適用を考えているなら、締め切られる前に早めに店舗で申し込みしたほうがよさそうだ。
予想外の人気が続いているイオンモバイル。そうなると心配なのは実際に開通した場合の回線混雑。これは近々のうちにレポートするつもりだ。
音声通話付きプランの“縛り”がなくなる方向に
最近登場したりサービス改変を行なったりした格安SIMの中には、音声通話付きのプランの最低利用期間を撤廃したものが増えている。2015年からmineoと、今年登場のイオンモバイル、そしてヨドバシカメラのワイヤレスゲートの新プラン(音声通話付き)などが該当する。
MNP転出でなく、単純にスマートフォンの利用をやめたいとなったとき、いつでも高額な費用負担なしでやめられるのは非常にありがたい。臨時に短期間だけ携帯電話が必要という場合にも使えそうだ。
ただし、いずれの格安SIMもMNPで転出して解約となる場合のみ、およそ1年以下で転出した場合に転出手数料が割高となる。これは、MNP加入時の特価を狙う“弾”として利用する一部利用者に対しての抑制措置と想像する。
いよいよ3月末だが、まだ新サービスの登場は続きそう
3月末になり、キャンペーンや新サービスはもう出尽くしたと思いたいが、そうでもなさそうだ。対抗する既存大手3キャリアの春のキャンペーンは5月31日までで、4月に入ってどこかの事業者が新サービスやキャンペーンを仕掛ければ、対抗して何かキャンペーンがはじまる可能性もある。
そして飛び込んできたiPhoneの新モデル「iPhone SE」の発売。SIMフリー版でも5万7024円(税込)からと比較的安いことから、既存大手3キャリアや、SIMフリー版購入者を見込んだ格安SIMの争奪戦が起こる可能性もある。
格安SIMをとにかくお得に加入し、使いたいという人は、しばらくは目が離せなくなりそうだ。

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