家族みんなで使っても料金節約可能なSIMフリースマホ
MVNO経由で購入すれば設定などにも悩まない
次に登場するのは、TECH.ASCII.jpでテクニカル系の情報を担当する大谷イビサ。最近までキャリア契約のスマホを利用していたが、つい先日、奥さんと小学生の娘さんがスマホを持つことを考え始めたのがきっかけで、SIMフリースマホ+MVNOの格安SIMの組み合わせに乗り換えたのだとか。
「SIMフリースマホへの乗り換えを考えた理由は、シンプルに月々の利用料金の圧縮。キャリア契約で家族3人がスマホを使うとなると、月に約2万円の出費を覚悟しないといけない。それが格安SIMのサービスであれば、その半額から3分の1程度での運用が可能になります。年間で考えると、この差は大きい」。
検討の結果、娘さんのスマホデビューはいったん保留にし、自身と奥さんの2人がSIMフリースマホへ乗り換えたという。格安SIMのサービスを選択するうえで、注意したいのはどんなポイントだろうか。
「データ通信料を含む月額基本料金を安く抑えられる格安SIMですが、通話については従量制のものが多いので、通話した分だけ料金がかかる点には注意が必要。我が家の場合は、それほど通話はしないのと、LINEの無料通話なども活用できることが決め手ですね。仕事にも使う回線で、通話の頻度も多いというような人は慎重にシミュレーションをしたほうがいいかもですね」。
SIMフリースマホの購入方法でも、知っておきたいポイントがあるという。
「MVNOの各社は、SIMフリースマホとSIMのセット販売を行なっていることが多いのですが、端末を使い始めるための各種設定ができるかどうか不安のある人は、それを選ぶといいんじゃないかな。実際に自分の場合は、何も考えなくても使い始められました」。
その一方で、キャリア契約から格安SIMへの乗り換えでは、意外と手間がかかることもあったそうだ。
「どうしてもキャリアメールが使えなくなるという問題はありますね。自分と奥さんがGmailに乗り換えるのは何の問題もないんだけど、相手がまだキャリアメールを使っていると迷惑メール用フィルターが有効になっていて、Gmailなどからはメールが届かないことがあるんですね。これは相手側の事情だからなあ。でもこの問題も徐々に変わっていくでしょう」。
ただ、テレビCMなどでおなじみの主要キャリアに比べると、SIMフリースマホや格安SIMではどうしても知名度がやや劣るため、家族に「わからない」「知らない」という反応がされてしまうケースもありそうだ。家族がそういう反応だった場合、どう説得したらいいのだろうか。
「一般の人にとっての知名度自体はどうしようもできませんが、運用コストが安くなることは間違いないので、その点をひたすら強調するといいと思います。実店舗がないと何かトラブルがあった場合にどうしたらいいのか……と不安になるかと思いますが、我が家の場合はMVNOからのセット購入だったので、実際には設定で悩むことは特になかったし、夫婦で同じ端末だったから私が教えるという解決法を示して理解を得ました。家族の不安を取り除くには有効な手だと思います」。
十分な性能で価格は2万円台
コスパの高さが最大の魅力の「HUAWEI P8lite」
なるべく低コストでスマホへ移行したいファミリーにおすすめのファーウェイ製SIMフリースマホは、オクタコアCPUや1300万画素カメラなどを搭載しつつも、抜群のコストパフォーマンスを誇る「HUAWEI P8lite」。
本体背面にはヘアライン加工が施されており、全体的にシンプルかつ洗練された印象の仕上がり。老若男女誰にでもフィットするデザインだ。厚さ7.7mmという薄型ボディーで、5型液晶を搭載しながらも狭額縁設計のため、子どもでも持ちやすいサイズとなっている。
カメラは、1300万画素リアカメラと500万画素インカメラを搭載。目玉となる機能は「パーフェクトセルフィー」。これは、10段階の美顔補正をしてくれる「ビューティーモード」において、持ち主の顔を自動認識し、あらかじめ設定しておいたレベルに補正してくれる機能。グループ撮影時にも有効で、フレーム内の持ち主の顔を自動認識し補正を行なってくれる。
HUAWEI P8liteは、公式オンラインストア「ファーウェイ Vモール」や家電量販店、主要MVNOなどで販売中。価格は税抜2万8600円だ。
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