東芝は3月17日、中国ミデア(美的集団股份有限公司 以下、美的)に東芝の家電事業を売却する方針を発表した。
すでに株式の過半を美的に譲渡する基本合意書を締結している。プレスリリースでは、東芝と美的がコンプレッサーや小型家電、インバーターなどの分野で20年以上協業していたことなどに触れている。今後両社は月末までの最終契約を目指して協議する。
また譲渡後も冷蔵庫、洗濯機、掃除機やそのほかの小型家電などの白物家電には、東芝ブランドを継続して使用する予定だという。
美的は1968年設立の白物家電を中心とした中国のメーカー。家電だけでなく、空調システムなども手がける。2014年の総売上高はおよそ2兆7600億円。従業員数は全世界で10万人以上。