ライターや編集者という仕事をしていると、取材先などでも記事をアップしたり、わからないことをウェブで調べたりしたい時がある。しかし、そういうときに限って、ポケットWi-Fiの電池が切れたり、Wi-Fi接続できる場所を見つけるのに時間がかかったりする。そして結局iPhoneのテザリングを使用して、すぐ上限に達して低速になるという悪循環が発生するのだ。
そんな私が最近注目しているマシンがある。それは、VAIOの“ビジネス全方位コンパクト”をうたう11.6型ノートパソコン「VAIO S11」。重さ約920~940gと軽量で、LTE&3G対応のSIMフリーモデルを用意する。さらにボディーの耐久性も高く、常に持ち運んで使うモバイルノートとしてオススメな1台だ。
傷付きにくさをテストしてるって知ってた?
サイズは、およそ幅284.0×奥行190.4×高さ16.4mm。フットプリントは、A4サイズよりちょっと小さいくらいなので、カバンを選ばずに持ち運べる。新幹線や飛行機など、席が狭い場所でも快適に使えるサイズでもある。常に持ち運ぶことを想定し、満員電車の中などの重圧や振動に負けないよう150kgf面加圧や、1つのコーナーだけに大きな加圧をかける試験などもクリアした堅牢性も持ち合わせている。
鞄の中での破損を想定し、ペンのような直径10mmの棒を挟んで液晶を閉じる試験、90cmの高さから落下する試験、ディスプレーを昼夜連続数万回開閉するテストなど、ビジネスで長年使えるように徹底して堅牢性をチェックしているのもVAIO S11の魅力となっている。
また、私の場合パソコンを壊さないようには気を付けているが、うっかり付けてしまうのがボディーの傷。いくら気を付けていても、数年使うと毎回傷だらけになってしまう。その点、VAIO S11はすべての塗装面にUVコーティングを施しており、傷がつきにくいようになっている。ACアダプターと一緒に鞄に入れたときに、振動で天板と接触したときに傷ができるかどうかの試験なども実施し、傷つきにくさを追求している。長年使うと決めた相棒がすぐボロボロになってしまう姿を見なくていいのはありがたい。
ディスプレーは太陽の下でもはっきり見えるぞ!
ディスプレーは解像度が1920×1080ドット。11.6型で字が小さくてもクッキリ表示される。IPSパネルを採用しているので、角度を変えてみても写真を意図通りに表示できる高視野角も確保している。
また、VAIO S11は独自開発のディスプレーを採用しているという。たしかに、コントラストや色彩はグレア液晶並だが、グレア液晶と比較して蛍光灯の映り込みは少ない。長時間作業をしていて集中力が切れてくると、ディスプレーに蛍光灯などがガッツリ映っているだけでイライラしてくる。VAIO S11は、作業を集中してし続けるための工夫もなされているなと感じた。
そのほか、持ち運び用途の場合、太陽の下でも作業することがある。VAIO S11の場合、太陽の下で作業しても問題なく文字や写真がハッキリ表示されるので、外でも快適に作業できる。
11.6型でミニSub 15ピンやEthernet端子を搭載
SDカードも直接差せる!
インターフェースは、USB 3.0端子×2、USB Type-C端子、ミニD-sub 15ピン、ステレオミニ端子、Ethernet端子、SDカードスロットなど。会社で会議やプレゼンなどをする場合、プロジェクターが古くてHDMI端子がない場合がある。そういうときにミニD-sub 15ピンがあるマシンはとても重宝する。また、Ethernet端子により、有線LANしか設置していないホテルなどでも安定したウェブ接続が可能なので、長期出張でも安心して持ち運べるマシンだといえる。
そのほか、11.6型くらいのモバイルノートの場合、比較的microSDカードスロットのマシンが多いが、VAIO S11はSDカードを直接差せるスロットを備えている。私の場合、取材で撮影した写真をすぐにパソコンに移して見たいことがよくある。そんなときにSDカードを直接差せるスロットがあるのは助かる。
出張で新幹線や飛行機の中などでも仕事をしなくてはいけない場合、どうしても気にしてしまうのがキーボードのタイプ音。VAIO S11は、急いでタイピングしても音がうるさくなく、打鍵感も心地いい。外出先の静かな場所でも仕事しなくてはいけない場合に周りにタイプ音で迷惑をかけてないか気にしながら仕事しなくていいのは、モバイルノートとして欠かせない要素だろう。