4月8日にAKB48を卒業する高橋みなみさんが、フォト日記「写りな、写りな」(発売:光文社/1512円)の発売記念握手会を3月1日、福家書店新宿サブナード店で行なった。
1期生メンバーにして、総監督という立場でグループ全体を牽引してきた高橋さん。ポジション的にはメンバーの精神的支柱、AKB48の魂といったところだろうか。昨年12月には、9期生の横山由依さんが総監督の座を継承。自身は「高橋みなみプロデュース公演」を2月に行なうなど、卒業を前に精力的に活動している。
おそらくAKB48在籍中では最後の出版物になるフォト日記は、2014年9月から始めた755やツイッターにアップされた3000枚以上の写真を厳選したもの。820枚が掲載され、高橋さんにしか撮れないメンバーの日常やプライベート感が詰まった内容となっている。メンバー149人からのメッセージやトーク名言集なども収録されている。
――フォト日記の紹介をお願いします。
【高橋みなみ】卒業までの1年4ヵ月間をギュッ! とこの一冊に詰めました。写真版の卒業文集になっていると思います。755でメンバーのいい顔を発信することが趣味だったのですが、それがまさか本になるとは思ってなかったので嬉しいです。プライベートで料理をするところとか、私服とか、愛猫とか、本当にボリュームがすごいです。
――見どころやお気に入りの写真は?
【高橋みなみ】たとえば“あつみな(前田敦子&高橋みなみ)”とか、“にゃんみな(小嶋陽菜&高橋みなみ)”とか、“さえゆき(宮澤佐江&柏木由紀)”とか、ファンの方が求めているであろうツーショットがかなり入っています。私よりむしろメンバーのほうが写っていると思います。イチオシは、私と小嶋さんの沖縄デートの写真です。活動10年目にして初めて二人で旅行に行ったので、にゃんみなファンからしたら胸アツじゃないかと思います。
――4月8日で卒業ですが、なにか思うところはありますか?
【高橋みなみ】気づいたら3月。さみしいなという気持ちもありながら、やっとかという気持ちもあります。卒業は一昨年の12月に発表したので遅いよと(笑)。握手会の参加も終わったし、歌番組もあまり出なくなったりとか、ゆっくりAKBから離れていますが、私がいないAKBの番組などもすごく楽しいので、最後はわりと笑顔で終われるんじゃないかという気はします。やれることはすべてやりました。
――卒業するメンバーが増えていますが、これからのAKB48については?
【高橋みなみ】大丈夫です。前田敦子や大島優子が抜けたときも「大丈夫か、AKBは?」「終わるな?」とか言われましたが、誰が抜けてもAKBはAKBです。
――高橋さん自身は今後、どういう活動をしたいですか?
【高橋みなみ】もともと歌手の活動をきちんとやりたいと考えていたので、ファンの方を満足させられるように、笑顔でいっぱいの活動をしたいです。
高橋さんは2月29日にファンクラブ「Cheeky eyes」を発足させているのだが、会員限定のソロライブを4月14日にお台場のZepp Tokyoで行なう予定。歌手活動も順調な滑り出しだ。また、卒業直後の4月9日に代々木競技場で行なわれるファッションイベント「Girls Award 2016」の司会を、南海キャンディーズの山里亮太さんと務める。AKB48で培ったリーダーシップを持ち味に、4月以降もさまざまな活躍が見込めそうだ。