帝国繊維は3月3日、カメラ付きのトランシーバー「デジタル簡易無線タブレットMix-100」を発表した。
同社の監視カメラシステム「テイセンITS」のカメラ、 デジタル簡易無線機、 情報システム総合研究所製の高圧縮画像伝送装置「Hix」の3つの機能をひとつにまとめたタブレット型の端末。
従来の簡易無線の通信速度は、 実測で3.2kbpsほどで画像やデータの送信はむずかしかったが、情報システム総合研究所による高圧縮コーデック(MXcodec)を組み込むことで、 効率的に高画質画像の伝送が可能になったという。ファイルサイズはおよそ1.5KBからおよそ18KBまでの7段階に調整できる。
「災害時、携帯電話が圏外になったり、発信規制になったりしても使用できるデジタル無線が見直され、防災・減災や工事現場偽装回避などで、 現場写真での早急な対応が求められている」と同社では開発の背景について説明している。主な仕様はAndroid 4、5型ディスプレー(800×480ドット/タッチパネル)、1GBメモリー、8GB eMMC。サイズはおよそ幅184×奥行き30×高さ94mm。外部ストレージとして、SDHCをサポートする。