デルといえばPCメーカーとしての印象が強いが、近年は曲面液晶採用の『U3415W』や低価格で4Kを実現した『P2415Q』をリリースするなど、液晶ディスプレー分野でも話題を集めている。『U2417H』は、そんな同社が1月20日にリリースしたばかりの最新ディスプレーだ。
U2417Hのパネルサイズは23.8インチで、狭額縁デザインを採用した『U2414H』の後継モデルという位置づけ。最大の特徴はやはり狭額縁で、従来モデルから上下のベゼル幅を45%削減し、上部・左部・右部5.3mm、下部8.3mmという、24インチクラスでは世界最薄のベゼル幅を実現している。画面を見た時の没入感が向上するのはもちろん、マルチディスプレー環境構築時に境目を意識しづらくなるなど、単体・複数問わず活用できるだろう。
解像度はフルHD(1920×1080ドット)、アスペクト比は16:9、コントラスト比は1000:1、応答速度は高速モードで6ms(GTG)、通常モードで8ms(GTG)など、基本的なスペックは従来から変わらず。ただし、色域は従来のsRGB 96%カバーからsRGB 99%カバーに向上し、色補正完了証明書も同梱される。
入力はDisplayPort×1、Mini DisplayPort×1、HDMI×1の3系統。そのほか、4つのUSBポートを搭載しており、キーボードやマウス、外付ドライブなどの周辺機器を接続できる。13cmの高さ調整、前後傾斜調整(チルト)、左右回転(スイーベル)、縦横回転(ピボット)に対応する。
直販価格が2万9800円(税別・送料込み)とリーズナブルなのもポイント。低価格のディスプレーが欲しい人のほか、コストを抑えてマルチディスプレー環境を構築したいユーザーにも人気の製品になりそうだ。
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