月刊 格安SIM王 第13回
春の通信費削減祭り! mineoなら090音声通話&3GBで月額1510円+税
スマホをMNPで格安SIMへお引っ越しする方法~mineo編
2016年02月26日 11時00分更新
春の新生活に向けて通信費を切り詰めたい人は注目!
入試シーズンも大詰め。春から新しい学校、会社などが決まって新天地での準備に忙しい人も、ちょっとやっておきたいことがある。それは、新生活に向けたスマホ料金の見直しだ。
現状維持でいい人もいるかもしれないが、新生活は何かと物入り。特に一人暮らしを始めたり、新社会人になって小遣いが実質値下げになる人も多いのではないかと思う。家計に関係なく貯金に回したい、固定費を見直したいという人も春は多いはずだ。
そこで、家計に占める大きな固定費である「通信費」を下げるため、格安SIMサービスとかMVNOとか言われているものへの移行を検討してみてはいかがだろうか。通話やデータ通信の有無はそのままで、通信費がどーんと安くなることも多い。提供会社やブランドは数多くあるが、紹介するのは、今、最も面白くてお得になる試みをスタートし盛り上がっている「mineo(マイネオ)」だ。
mineoは音声通話+3GBで月額1510円+税
mineoはケイ・オプティコムが提供する格安SIMサービス。プランは多数あるが、一例を挙げると090番号の音声通話付きタイプに月間3GB分の高速通信が付属して月額1510円+税(Aプランの場合)。通信費を概ね“数分の1”に抑えられる計算だ。
そして、他社にない第一の特徴として、auのネットワークを使ったAプラン、ドコモのネットワークを使ったDプランの2つが用意されていること。ドコモからの乗り換えだけでなく、auからの乗り換えでも端末をそのまま使える可能性があるわけだ。
注目してほしい次の特徴は、皆の悩みになっている月末近辺の“パケット切れ”に対して、非常に興味深いサービスを用意していることだ。
複数のSIMを契約し、その合計パケットをシェアできるプランは他社でも見かけるが、mineoの場合はユーザー同士でパケットを自由に贈り合うことができる。
さらに、これを発展させて、ユーザー全員でパケットをシェアできる仕組み「フリータンク」をmineo自らが提供している。パケットを追加購入する仕組みもあるが、あえてシェアできる取り組みを行なっているところが興味深い。
提供会社のケイ・オプティコムが大阪の会社ということもあり、『オモロイことを積極的に!』と考えている……のかどうかはわからないが、非常にアグレッシブな試みを打ち出している格安SIMサービスと言えよう。
そうしたオモロイ格安SIMサービスである一方で、ケイ・オプティコムといえば光ファイバーやPHSも含めて古くから通信サービスを手掛ける老舗かつ、親会社は巨大インフラ企業。根っこは真面目な(?)会社が運営している、ということもmineoの特徴である。
MNPでmineoに乗り換える手順~まずスマホから考えよう
では、mineoへの乗り換え手順を解説していこう。
ひとまず、乗り換え先の格安SIMにmineoを決めたら、次は端末とプランを吟味したい。もし、乗り換え元がドコモでドコモのスマートフォンを使っているなら、mineoのDプランにすれば端末はそのまま使える。iPhoneだって問題なし。念のためDプランの動作確認端末一覧を確認しておけばベストだ。
一方、乗り換え元がauならば、まずはAプランの動作確認端末一覧を確認しておきたい。Dプランのドコモ端末と違って、対応端末が多少限られるので、機種と条件の確認は絶対に必要だ。特に気を付けたいのは2点。まずiPhoneは使用に多少の制限がある。そして最近のVoLTE対応端末はSIMロック解除が必要だ。
SIMフリー機の場合は基本的にDプランで使うことになる。通信規格さえ合えば一応使えるが、動作確認機種一覧に入っている機種にしたほうが安心だ。
筆者のおすすめは、基本は元からの端末を引き続き使うことが一番だが、新たに買う場合は「mineo端末」として公式で扱っているSIMフリー機がおすすめだ。
どれを選んでもだいたい満足してもらえると思うが、おサイフケータイが入った比較的新機種ということと、Aプラン・Dプランの両方で使える「arrows M02」がイチオシ。家電量販店で端末を別に購入してもよいが、mineoで購入すれば若干安かったり、mineo限定色のピンクが選べたりする。
なお、元の端末を継続して使う場合、スマートフォンはそのままで、SIMカードだけ入れ替えるという乗り換えになる。キャリアメールやキャリア独自サービスを除けば、それ以外の機能はほぼそのまま使える。面倒なデータ移行や、アプリの再インストールなどは不要になることが多い。
パケットは現在と同じ容量で! 月間10GBタイプもあり
プランは、MNPで乗り換えする場合は090音声通話付きの「デュアルタイプ」を選ぶ。
次に月間の高速データ通信容量を選ぶ。後からでも月ごとに変更が可能なのであまり深く考えずに決めてもよいが、基本的には現在使っている容量をベースに考える。よくわからない場合は、コスパの高い3GBから始めてみて、足りなくなったら容量を変更するか、一時的な不足なら「フリータンク」に頼るのもよいだろう。
格安SIMサービスに移行するくらいだから、少し工夫してWi-Fiへデータを逃がすなどして容量節約も考えたいが、最近10GBの選択肢も登場したので、使っていくうちに自分に最適な容量を見極めるくらいの気持ちでOKだ。
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