Surface BookやSurface Pro 4など、2 in 1ノートを徹底活用! 第1回
膝上で使える/使えない!? 最新2 in 1ノートを3つのタイプに分類
2016年02月08日 10時00分更新
意外と設置スペースが必要という弱点も……
その一方で、キーボードをつけた状態でノートPCのように使おうとすると、スタンドの分専有面積が大きくなってしまうというデメリットがある。「新幹線での使用が難しい」というレビューを見たことがあるかもしれないが、まさにその通りで、スターバックスコーヒーやマクドナルドのカウンターテーブルなどでも窮屈に感じることがある。
また、空港や駅構内など、人通りが多いところでの膝上利用では、重心が画面側にあるために引っ掛けて落下させてしまいそうになることも……。タブレットはタッチパネル部分にガラスが使われており、膝上からの落下が致命傷となってしまう場合がある。外出先でキーボードを使う場合は、スペースを確保できる場所での利用が望ましい。
とはいえ、一定のスペースさえ確保してしまえば、スタンドを備えている分、安定感がある。たとえば、キーボードを激しくたたいても画面が揺れることがない。比較的揺れやすいドッキング型(この点については後述する)に比べると、長文を打つときに快適だ。
以下、具体的なカバー型のタブレットPCの現行機種を見ていこう。
元祖!? カバー型2 in 1ノート「Surface Pro 4」
1月22日にCore i7を搭載する上位モデルも発売された「Surface Pro 4」。Skylake世代のCPUや、RealSense対応の3D赤外線カメラを搭載するなど、基礎能力の向上が図られたほか、前モデルで不評だった熱処理の問題を克服している。
タイプカバーのキーボードもアイソレーションタイプに変更されるなど、より快適に使えるPCとして生まれ変わっている。
液晶比率はPro 3から採用された3:2という独自のもので、16:10の製品にくらべて短辺が長くなっている。そのため、縦持ちでも画面の左右を広く使えるのが特徴だ。
単体でのハイレゾ再生が可能な「arrows Tab RH77/X」
富士通としては初となるカバー型PCの「arrows Tab RH」。256段階の筆圧検知が可能なスタイラスペンと、カバーキーボードが付属。本体の裏側にはスタンドが備えられている。
特筆すべきは、本体のヘッドホン端子はハイレゾの出力が可能であるという点。対応するヘッドホンを接続することで、DACなどを用意せずとも高品質の音楽を楽しめるようになっている。
ディスプレーは12.5インチのフルHD解像度。CPUはSkylake世代のCore i5-6200Uを採用する。
4コアCPUを搭載するワークステーション級のタブ
「VAIO Z Canvas」
2世代前ながら4コア8スレッドのCore i7-4770HQを搭載し、他のタブレットに比べて処理能力に優れるカバー型タブレットPC。
12.3インチで2560×1704ドットという高解像度ディスプレーを採用。キーボードはBluetooth接続によるセパレートタイプで、ペン入力時にはタブの横におけるなど設置の自由度が高い。
USB3.0端子×2、Mini DisplayPortに加えて、HDMIや有線LANを備えるなど、カバー型ながらノートPC同等の拡張性を持つ。
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