最長15時間駆動の「Latitude 3000」、WiGig対応「Latitude 5000」「Latitude 7000」
デルが、ビジネス向けノートPCシリーズ、またタブレットなどの発表会を開催。まず最初に発表したのは、「Latitude 3000」「Latitude 5000」「Latitude 7000」の3シリーズ。すべて堅牢性を考慮しており、MIL-STD 810Gをクリアしているという。
「Latitude 3000」のうち、14型「Latitude 14 3000」および15.6型「Latitude 15 3000」は、インテル第5または第6世代CPUを搭載し性能を向上。最長15時間以上のバッテリー駆動時間、ツールレスなバッテリー交換を可能とした。Windows Hello対応の赤外線カメラによるパスワード不要ログイン、指紋認証(オプション)もサポートしている。店頭予想価格は、Latitude 14 3000が6万4980円(税別)から、Latitude 15 3000が5万7980円(税別)から。
「Latitude 5000」は、カーボンファイバー強化ポリマーを採用することで筐体の強度を確保し、傷が付きにくくした12.5型「Latitude 12 5000」、14型「Latitude 14 5000」、15.6型「Latitude 15 5000」をラインナップ。第6世代のCPU(標準電圧版および低電圧版)を搭載したほか、アナログRGB、M.2 SSD、DDR4メモリーを利用可能で、パフォーマンスも向上させている。またインテル Pro WiDi、WiGigドッグ、Thunderboltドッグなどと組み合わせることで、デスクでの生産性を向上させやすくしている。店頭予想価格は、Latitude 12 5000が10万1980円(税別)から、Latitude 14 5000が11万2980円(税別)から、Latitude 15 5000が12万9980円(税別)から。
「Latitude 7000」は、PCI2ストレージ、DDR4メモリー、3x3 Wi-Fi、WiGig、Pro WiDiなど最新のテクノロジーをふんだんに採り入れた12型「Latitude 12 7000」、14型「Latitude 14 7000」を用意。マグネシウム合金、カーボンファイバー(ディスプレー裏側)、ゴリラガラスNBTによる液晶ガラスを採用するなど、堅牢性を大きく強化している。Latitude 14 7000は最大解像度2560×1440ドットの液晶ディスプレーも選択可能だ。店頭予想価格は、Latitude 12 7000が13万8980円(税別)から、Latitude 14 7000が17万980円(税別)から。
USB Type-C(3.0)端子初搭載の「Venue Pro」
法人向けタブレットでは、8型「Venue 8 Pro 5000」、10型「Venue 10 Pro 5000」が発表された。店頭予想価格は、Venue 8 Pro 5000が4万1980円(税別)からで、Venue 10 Pro 5000は5万5980円(税別)から。2048段階の筆圧機能を備えるアクティブスタイラスペンをオプションで用意している。
Venue 8 Pro 5000はCPUとしてAtom x5-Z8500を採用しており、画面解像度は1280×800ドットまたは1920×1080ドットを選択可能。他仕様は2/4GBメモリー、32/64GB eMMCなど。
インターフェースはUSB Type-C(3.0)端子、ヘッドセット/マイク端子で、MicroSDカードスロット(128GB)を搭載。無線機能は、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.1。サイズは約幅130×奥行き216×高さ9.45mmで、重量は約377.1g。
Venue 10 Pro 5000は、最大解像度1920×1200ドット表示対応の10.1型タブレット。バックライト付きモバイルキーボード(直販価格2万2111円/税別)と組み合わせることで、ノートPCのように利用できる。スペックはAtom x5-Z8500、4GBメモリー、64/128GB eMMCなど。インターフェースはUSB Type-C(3.0)端子、USB 3.0端子、MicroHDMI、ヘッドセット/マイク端子。MicroSDカードスロット(128GB)を搭載している。サイズは約幅262.6×奥行き175.8×高さ9.85mmで、重量は約662.1g。
自己暗号化ドライブや4Kディスプレーも選べる「Latitude 2-in-1」
2 in 1ノート「Latitude 2-in-1」シリーズからは、MIL-STDをクリアした11型「Latitude 11 5000」、12.5型「Latitude 12 7000」が発表された。店頭予想価格は、Latitude 11 5000が11万4980円(税別)から、Latitude 12 7000が17万3980円(税別)から。指紋認証などもオプションで用意されている。
Latitude 11 5000は第6世代のIntel Core m3-6Y30(900MHz)、Intel Core m5-6Y57(1.1GHz)を搭載。画面解像度はフルHD(1980×1080ドット)。メモリーとしては4/8GB、ストレージは128/256/512GB M.2 SSD(SATA)、自己暗号化ドライブ256GB M.2 SED(opal 2.0) SSD(SATA)。インターフェースはUSB Type-C(3.0)端子、USB 3.0端子、MicroHDMI、ヘッドセット/マイク端子。MicroSDカードスロット(128GB)。サイズは約幅279.8×奥行き176.8×高さ10.78(または14.32)mmで、重量は約709.8g(または757.8g)。
Latitude 12 7000は、最大解像度フルHDまたは4K Ultra HD(3840×2160ドット)を選択可能な12.5型タブレット。第6世代のCore m/Core m Pro、4/8GBメモリー、最大512GB SSD。インターフェースはUSB Type-C(3.1、Thunderbolt対応)端子×2。MicroSDカードスロット。サイズは約幅291×奥行き193×高さ8.1mm。重量は約730.7g(本体のみ)/約1.4kg(タブレット+ Dell Latitude 12スリムキーボード)。
世界最薄ベゼルの24型IPSディスプレー「U2417H」
また24型IPSディスプレー「Dell デジタルハイエンドシリーズ U2417H 24インチワイドフレームレスモニタ」も発表した。店頭予想価格は2万9800円(税別)。
U2417Hは、上部・左部・右部は5.3mm、下部は8.3mmのベゼル幅を採用したパネルを搭載。24型ディスプレーにおいて、4辺ともにベゼル幅が世界最薄としている。画面解像度はフルHD(1920×1080ドット)で、色域はsRGBカバー率99%を deltaE 2未満 で実現(色補正完了証明書同梱)。視野角は178度で、輝度は250cd/m2。応答速度はFASTモード:6ms(gray to gray)/通常モード:8ms(gray to gray)。
インターフェースは、Mini DisplayPort 1.2、DisplayPort 1.2出力、HDMI 1.4(MHL 2.0)、USB 3.0端子×4、オーディオ出力。DisplayPort出力を利用したディジーチェーンも可能だ。
サイズは約幅537.6×奥行き188.0×高さ355.3~485.3mm。13cmの高さ調整が可能なほか、チルト(前後傾斜調整)、スィーベル(左右回転)、ピボット(縦横回転)に対応している。重量3.18kg(パネルのみ)。VESA(100 mm)をサポート。