実写比較ではNexus 6Pがキレイ
ここからは実際に撮影して、その画像を比較する。3機種とともに、デジタル一眼のキヤノン「EOS 70D」も撮影に加え、同じ被写体を撮影して比較する。カメラの設定はオート。
どうもデジイチの撮影がイマイチで、黄ばんだような画像に。パッと見るとスマホの3機種よりも汚い画像となってしまった。
まずAQUOS ZETA、Xperia Z5は画面全体が明るく、白っぽい。筆者の主観でキレイに見える1枚を選ぶのなら、AQUOS ZETAが明るさ、各被写体の色がちょうどいいかなと思う。Xperia Z5はちょっと明るすぎる写真になった。
一方、Nexus 6Pはデジイチにかなり近い。カーテンの色だけでなく、アヒルやウサギの人形もそうだ。また黄ばみも抑えられており、人形やカラータイルなどの色がハッキリしている印象。こちらはこちらでキレイに思える。まずはデジイチに近く、それでいてキレイと感じたNexus 6Pがリード。
インカメラがキレイな機種は
AQUOS ZETA
続いて同じように被写体をインカメラで撮影。こちらはデジイチは加えない。またアウトカメラで撮影した画像と若干違いをつけるため、被写体に馬の人形を加えた。こちらは筆者の主観でキレイな画像が勝ち。
AQUOS ZETAは三辺狭額縁のためインカメラが本体下側にあるため、上下を逆にして撮影している。また自分撮りと違い、人形をあえて撮影しているため、どうしても無理な体勢になり、ややブレている。
しかしそのなかでAQUOS ZETAがキレイかな、と感じる。とくに中央の馬がキレイに撮れている。Xperia Z5は画面全体が緑っぽく、Nexus 6Pは色がくすんでいる印象。インカメラの画素数がそこそこ高いわりに、なんだかもっと低画素のカメラのように感じる。
暗所比較ではNexus 6Pが好印象!
再びアウトカメラを使った撮影。今度はデジイチも加えて暗所撮影をチェックした。被写体周辺の明るさを150ルクス程度に設定(一般的なオフィスよりもかなり暗い)し、オートのままで撮影している。
こちらもやはりNexus 6Pがデジイチに近いように見える。これはカーテンが若干緑がかっているからだろう。アヒルの人形を見ると、Nexus 6PよりもXperia Z5のほうが近い。AQUOS ZETAもキレイに撮れているがアヒル人形の腹のあたりの陰影があまり無いのが気になる。
インカメラで暗所撮影!
Nexus 6Pがリード
実写比較の最後は、インカメラでの暗所撮影。こちらも例によってシーラカンスの人形を1つ被写体に追加し、デジイチ抜き、筆者の主観でキレイな1枚を決める。
ここでもNexus 6Pの勝ちだろう。明るく撮れているというのもあるが、AQUOS ZETAとXperia Z5は画面が若干緑っぽく、とくにXperia Z5は被写体との距離のせいか緑っぽさが目立つ。
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