このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

「ポタフェス 2015」レポート 第2回

本当にケーブルレスなBluetoothイヤフォンなど個性派ぞろい

“ポタフェス 2015”で見つけたこだわり機器たち

2015年12月23日 09時00分更新

文● 折原一也 編集●南田ゴウ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

重さ94gの全面タッチパネルハイレゾプレーヤー、コウォン「PLENUE D」

 「ポタフェス 2015」の会場内では、ハイレゾ再生に対応した専用プレーヤーが数十万円クラスのハイエンドから、数万円の入門モデルまで多数出展されていた。特に他社も含めて今年のポタフェスでは3万円前後のプレーヤーが多数出展されていた中、注目のモデルがコウォンジャパンの「PLENUE D」だ。

「ポタフェス 2015」会場で初お披露された「PLENUE D」

 PLENUE Dを入門クラスのハイレゾプレーヤーとして見ると、まず見た目のインパクトからして絶大だ。手のひらサイズのコンパクトなボディーは2.8型の静電容量式タッチパネル液晶ディスプレーによる全面タッチパネルデザインを採用。重量は94gと見た目以上に軽く、実際に手に持って操作している最中も、来場者が口々にその軽さに驚きの声を上げていた。

 音楽プレーヤーとしての音楽再生能力は、最大192kHz/24bitまでのハイレゾ音源に対応。内蔵メモリーは32GBでmicroSDカードスロットによる拡張にも対応。直販価格は2万9800円で、価格面でもハイレゾ対応の入門モデルとして手頃な製品という位置づけだ。

再生時にはジャケットを表示するビジュアル重視のデザイン

タッチパネルによるフォルダー操作も扱いやすい

 会場内で実機を持ちって操作してみても、GUIのデザイン、ソフトウェアもしっかり作り込まれているし、ハイレゾ音源のパッケージ画像が大きく表示されるさまは、シンプルながら見栄えも良い。音量や基本的な再生コントロールは独立したボタンという割り切りも扱いやすい。

ボリュームと再生、スキップは専用ボタンも搭載

 ハイレゾ音源を試聴してみても、帯域に再生に癖がなくストレートに音源の情報を引き出すタイプで、ハイレゾプレーヤーとして十分通用する水準に到達している。

 スマートフォンの普及でその存在意義が問われ続けてきた携帯音楽プレーヤーの入門モデルだが、スタイリッシュでインパクトあるデザインに小型・軽量とそろったPLENUE Dは、あえて手に取る気にさせる工夫のあるモデルとして注目だ。


前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中