旅行先でも気軽に音楽再生を!
おすすめBluetoothスピーカー
最後は、身近な音楽鑑賞の定番とも言えるBluetoothオーディオだ。コンパクトさを活かして手軽に持ち運ぶのもいいし、自分の部屋で気軽に音楽を楽しむなど、さまざまなスタイルで音楽と付き合えるアイテムだ。
音質だけでなく、おシャレなインテリア小物と言いたくなるくらい秀逸なデザインのモデルが、卵形スピーカーで一世を風靡したオラソニックの「TW-BT5」(実売最安価格 1万1000円前後)。
コンパクトな卵形のスタイルはそのままに、Bluetoothユニットやアンプ回路を内蔵したスタンド一体型デザインとなっている。連続再生約6時間のバッテリーを内蔵しており、充電はmicroUSB端子で行なえる。
大容量コンデンサーに電気を蓄えて大パワーを生み出す独自技術「SCDS」を搭載しており、コンパクトサイズとは思えない鳴りっぷりの良い音を楽しめることが特徴。BluetoothはNFCにも対応しているので、対応したスマホなどをかざすだけでペアリングや接続が可能と使い勝手も良好だ。
スピーカー1台のモデルだが、別売のステレオ増設スピーカー「TW-SP5」を追加することでステレオ再生にグレードアップすることも可能。コンパクトさを重視する人にもオススメの可愛らしいモデルだ。
旅行に持って行くので手乗りサイズのコンパクトな製品がいい、という場合はソニーの「SRS-X11」(実売最安価格 7700円前後)がおすすめだ。
ブルー、ピンク、レッド、ホワイト、ブラックの5色が揃った立方体フォルムのスピーカーで、Bluetooth接続はNFC対応で手軽にできるし、ハンズフリー通話機能まで備えている。
ちなみに、このモデルも2つをワイヤレス接続することでステレオスピーカーとして使うことが可能。ワイヤレスなので机上で使うときもケーブルが邪魔にならない。
内蔵バッテリーの連続再生時間は約12時間と長めなのも使いやすい。それでいてアンプ出力は10Wとパワフルで、フルレンジスピーカー+パッシブ・ラジエーター×2の3ユニット構成のため、コンパクトサイズながらもかなり力強いサウンドが楽しめる。
製品にはシリコン製のストラップも付属しており、持ち運ぶほかちょっとしたフックなどのぶら下げて収納するなど、さまざまな使い方ができるようになっている。
オーディオケーブルから解放されたい!
1万円前後のBluetoothイヤフォン
最後にBluetoothイヤフォンにも注目したい。ちょっと価格が高めのモデルが多く、Bluetoothスピーカーに比べるとちょっと敬遠されがちだが、ワイヤレスの音楽再生は通勤、通学などの移動中などでも便利なことは自明。
安価で音のいいBluetoothイヤフォンが登場しはじめたことで、こちらも大ヒットするのではないかと予想している。
ハーマンインターナショナルが販売する「SYNCHROS REFLECT BT」(実売価格 1万円前後)は、JBLブランドでは初となるスポーツイヤフォンのBluetooth対応モデルで、独自のスポーツ用スタビライザーを備えたイヤーチップが特徴的だ。
コンパクトなハウジングにBluetoothを内蔵しているため、外見はとてもシンプル。2つのハウジングをつなぐケーブルを首にかけて装着するほか、音楽を聴かないときは耳から外せばハウジングに内蔵したマグネットでくっつくので、ケーブルを首に巻いた状態でぶら下げることができる。スポーツ用としての使い勝手の良さが、Bluetoothによるワイヤレス化でさらに快適になったと言える。
独自の8.5mmドライバーの採用など、音質的にもしっかりとした作りで、スポーツ用としてはもちろん、コードを気にせず使いたい人にも便利なはず。内蔵バッテリーの寿命は音楽再生で約5時間となる。
もうひとつおすすめしたいのがヤマハの「EPH-W32」(実売価格 1万円前後)。ちょっと大きめのハウジングを採用したカナル型イヤフォンで、専用開発の8.5mmドライバーにはネオジウムマグネットを使用する。
ドライバーの音がストレートに鼓膜に届くように音導管と一直線に配置したレイアウトを採用するほか、音質を最適化するサウンドチューニングパイプなど、音質を追求した作りになっている。
リモコン代わりにもなるワイヤレスユニットを組み合わせて使うタイプで、ブルー、ゴールド、ブラックの3色とも、ハウジング部とワイヤレスユニットのカラーが揃っている。
大きなハウジングにあしらわれた音叉マークも特徴的だし、ブルーはバイクレースでもお馴染みのヤマハブルーなので、バイク好きにはちょっと気になると言える。内蔵バッテリーは音楽再生時で約5時間使用可能だ。
Bluetoothは、今や手軽な音楽再生には欠かせないアイテムとなりつつあるが、これは今年数多くのサービスがスタートした定額制音楽配信サービスの影響もあると思われる。ハイレゾ音源でじっくりと高品位な音を楽しむのもいいが、ワイヤレス再生でもっとアクティブに音楽を楽しむのもいい。お買い得なモデルが増えてきたことで、多彩なスタイルを両方とも味わえるようになったのもうれしい。
こうしたアイテムがあれば、年末年始の休日はもちろん、日常生活もずっと楽しくなるはず。気になるモデルを吟味して、自分だけの極上なオーディオ、ビジュアルライフを追求してほしい。
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