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かつてはパソコンテレビ「X1」も生産、4Kテレビを生み出すシャープ栃木工場を見てきた!!

2015年12月02日 11時00分更新

文● 大河原克行、編集●ハイサイ比嘉

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 シャープは、液晶テレビの生産拠点である栃木県矢板市の栃木工場の様子を公開した。現在、第1工場では同社のフラッグシップ製品である4K-NEXTや、4Kプレミアムといった4Kテレビを生産。10月末から受注活動を行なっている8K映像モニター「LV-85001」の受注生産も行なっている。液晶テレビのマザー工場とする栃木工場の取り組みとともに、同社の液晶テレビ事業を追った。

栃木県矢板市のシャープ栃木工場

8K映像モニター「LV-85001」。栃木工場において受注生産で対応。市場想定価格は1600万円

11月から発売しているLC-70XG35

新たに開発されたアラウンドスピーカーシステムはLC-70XG35に搭載され高音質を実現

11月から発売しているLC-60XD35。栃木工場で生産している

4K-NEXTの第1号機となったLC-80XU30

 シャープ栃木工場は、1968年にカラーテレビの専門工場として操業。その後、ビデオレコーダーなどの各種AV機器や、かつて8bitパソコンとして人気を誇ったX1シリーズなども生産した経緯があり、同社のAV機器の主力工場に位置づけられてきた。

 総敷地面積は、東京ドームの約7倍となる32万6300m2(約10万坪)。現在第1工場では、液晶テレビ「AQUOS」の組立生産、第4工場では基板の生産を行なっている。また、技術センターでは、AQUOSを開発・設計している。なお、第2工場、第3工場では生産は行なわれていない。

液晶テレビを生産している第1工場

AQUOSの開発が行なわれている栃木工場技術センター

 ちなみに、同工場の住所は「早川町」。創業者の早川徳次氏の名字であり、かつては早川電機工業といっていたことからもわかるように、シャープのために制定された町名だ。栃木工場が、シャープにとっても、矢板市にとっても重要な拠点であることがわかるだろう。

創業者の早川徳次氏の銅像もある

栃木工場がある場所は創業者の名前を取って「早川町」となっている

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