Ultra HD Blu-ray再生のための多彩な変換出力に対応
4K動画のBD保存も可能!
ここからは機能面を紹介しよう。基本的な録画機能は、同社の最新モデルと同様で、「新番組お知らせ」機能なども一通り備える。機能については次回で詳しく紹介する。
シリーズ共通で便利なサイドメニュー機能も採用。テレビ放送の視聴中、録画番組の再生中に、別の録画済み番組や番組内の詳しい内容を確認できるもので、使い勝手は良好だ。
肝心な高画質、高音質機能は、ハイエンドモデルだけの機能が数多く用意されている。再生画質の設定は、標準/設定1/設定2が用意されており、カスタムして好みの設定をメモリーしておける。
なお、BD再生時とテレビ視聴などそれ以外ではメモリーも独立しているので、合計4つの設定を使い分けられる。
映像素材では、コンテンツに合わせた最適な画質が選べる。標準のほか、ハイレゾシネマ、レトロシネマ、アニメなど多彩に用意されている。画質調整などが面倒という人でも、ここは視聴するコンテンツに合わせて選択するとより優れた画質が楽しめるだろう。
このほか、DMR-UBZ1ならではと言えるのが強力な映像変換機能だろう。Ultra HD Blu-rayソフトでは、4K/60p(4:4:4 10bit)で映像信号が記録・再生されているが、4Kテレビはともかく、4Kプロジェクターではこの信号に対応できないモデルもある。
それに合わせて、4K/60p(4:2:0 8bit)への変換出力も可能。もちろん、HDR信号の出力も、組み合わせるテレビやプロジェクターに合わせて自動でオン/オフが選択される。
4K解像度のUltra HD Blu-rayソフトでも、フルHD解像度にダウンコンバートして出力できる。もちろん、HDR対応の4Kテレビと組み合わせるのが理想だが、HDR非対応でも映像の表示はできるのでテレビも一緒に買い換えることにはならないので安心だ。
また、従来のBDソフトや地上波などのテレビ放送も、最大4K/60pのアップコンバート機能も備える。独自の「ダイレクトクロマアップコンバートPlus」により、高精度な色信号の変換が可能だ。ディテールの再現性を高める4K超解像も盛り込まれている。本機はBDレコーダーとしても高機能だが、再生専用のBDプレーヤーとしてもトップレベルの実力を備えているのだ。
(次ページに続く、「ハイレゾ音源用のNASにもなるハイエンドらしいオーディオ性能」)
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