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東京で開催の「Trend Micro CTF Asia Pacific & Japan 2015 Final」レポート

ハッキング競技会にAPACの強豪チーム集結!熱戦を見てきた

2015年11月28日 09時00分更新

文● 谷崎朋子 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

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420ポイント獲得で圧勝! 韓国のCyKorが初代優勝チームに

 厳正な審査の結果、初代優勝者の栄冠は、総合点420ポイントを獲得した韓国チームのCyKorの頭上に輝いた。続いて、2位に中国チームのblue-lotus、3位に日本チームのTokyoWesternsが入り、それぞれに賞金が授与された。

 CyKorは、実はオンライン予選では11位で予選落ちしていた。しかし、8位のshellphish(米国のチームだが、オーストラリア在住のメンバーが出場する予定だった)のメンバーの予定が合わずに出場を辞退、繰り上がりで決勝に出場していた。

第1回Trend Micro CTF Asia Pacific & Japan 2015 Finalで見事優勝したCyKor

最終結果。binjaと217は同点だが、先にバイナリ問題をサブミットしたbinjaが5位に入賞した

 勝因について、CyKorメンバーは「ディフェンスポイントを着実に稼げたことと、S3 Challengeサーバーを掌握できたことが大きかったと思う。でも、何よりもチームワークが良かった」と語る。賞金の使い道について聞くと「Mac Proを買う」「僕はMac Airを…」「TB級にHDDをアップグレードする!」などと笑っていた。

CTF常連チームが集った今大会、終了後は問題の解き方を質問し合うなど、和気あいあいと語り合う場面が見られた

 トレンドマイクロの染谷氏は「裏方で各チームの問題の解き方や攻め方を見ていて、運営としても大変勉強になった」と手ごたえを明かす。第2回目の開催もぜひ期待したい。

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