キー無効化から連射対応のマクロキーまで
ゲームで遊ぶことを前提に考えられたキーボード
キーボードには、10月16日から開始された「GALLERIA」シリーズすべてに付属される専用設計のGALLERIAキーボードが標準装備される。USB接続の場合、最大13キー、PS2接続の場合、最大24キーを同時入力することができ、ゲームでよく使われるキーとカーソルキーの同時押しなどが可能になる。これにより、シューティングなど、夢中でキーを叩くうち、同じタイミングで押したキーのどちらかが無効になって反応しないというようなことが起きなくなる。
さらに、ゲームプレイ時にWindowsキーやAppキーを無効にできるゲーミングモードを搭載しているほか、PS2接続では1秒間に約120回のキーリピートが可能になっており、高速連射を行なうことができる。キーリピートは3段階の切り替えが可能だ。人の手で行なう連打には限界があるし、この機能は連打が苦手な人にも有効だろう。また、自動でリピートしてくれるため、キー自体への負担も少なくなり、特定のキーだけゆるゆるになることも防げるのではないだろうか。
付属しているマウスもGALLERIA専用のゲーム向けのものが標準装備されている。このマウスはゲーム中に解像度を800/1600/2400dpiに変更できるボタンが装備されているのが特徴。素早く動かしたい場面、ゆっくり動かしたい場面に、その場で対応できる。急に敵からの攻撃が多くなったり、早く動かれたりしたときには便利な機能だろう。
マルチスクリーンによるゲームが可能なGPU
ビデオカードには、高性能グラフィックスに対応する「GeForce GTX 970」が採用されている。4GBのビデオメモリーという高い描画処理能力のほか、最大4つのディスプレーを接続することができる。消費電力が145Wと1世代前のGTX770が230Wだったことを考えるとかなりの省エネ設計なのもポイント。
ディスプレーの接続にはDVI端子とHDMI端子が1基ずつ、miniDisplayPortが2基標準装備されているので、対応のディスプレーを追加するだけでいい。フルHD(1920×1080ドット)のディスプレーであれば、2台なら3840×1080、3台なら5760×1080のワイドスクリーンでゲームをプレイできる。世界の広いRPGなどで用いれば、その臨場感が高まり、ゲームに没入できるのではないだろうか。
また、拡張表示だけでなく、クローン表示も可能なので、周囲にゲームを見せながらプレイするといった活用も可能だ。これはゲームに限らず、プレゼンのような際にも手元で画面を確認しながら相手に見せられたり、さまざまな用途が考えられる。
サクサク動くのは想像できるけどやっぱり気になる
気になるゲームベンチのスコアをレポ
次回は「GALLERIA ZF」の実力を推し量る、ゲームのベンチマークテストの結果を紹介する。