つくづく挑戦が好きなブランドだな、と思う。
日本製の腕時計を1万円台からの格安価格で販売する。インターネットと直営店を使ったユニクロ式の製造小売(SPA)モデルで価格改革を起こしたベンチャーKnotが創業から1周年を迎え、1年ぶりの完全な新製品を発表した。
気軽に買えるスクエア型
スクエア(正方形)型モデルだ。交換式ストラップとの組み合わせができて、価格は1万6200円から、11月20日から発売中。かなり前から開発を進めていたという話は聞いていたが、ようやく量産体制が整ったということなのだろう。
カラーはホワイト・ブラック・ネイビーをベースに限定モデルも含め9種類、今までと同じように幅広い。中身も今までと同じく日本製のクオーツムーブメント、ケースはステンレススチール。秒針が独立しているスモールセコンドモデルだ。
デザインはNOMOSのようなドイツ時計メーカーを思わせるシンプルなつくり。
風防も今までと同じくサファイアガラス。以前に聞いた話だと、サファイアガラスはもともと円柱状で作られるため、正方形に切り出すとコストが格段に上がるとか。どうやって採算を合わせているのか気になるところ。
今回も「予約待ち」になるかも
一度は挑戦してみたくなるスクエア型だが、一般に高価なモデルが多く、無難なラウンド型(丸型)が選ばれやすい。すでにKnotの腕時計を持っている人がストラップを転用すると考えた「2台目ライン」という狙いもありそうだ。
価格が安いこと、メイド・イン・ジャパンであること、そして交換式ストラップの品質にこだわっていること。この3点をベースに話題をさらい、成長してきたKnotだが、今後を考えるとさらに魅力的な新製品が必要になる。
機械式、防水強化と欲しいモデルはいろいろ浮かぶが、まずはスクエア型で一歩踏み出したというわけだ。ビジネスウォッチとして使いやすく、ギフトにもなりそうな新製品は、今回も注文過多で「予約待ち」になる気がする。
社長、ちゃんと在庫持っておいてよね。
型番 SQ-32 (全9色)
価格 Silver Case 1万6200円 / Rose Gold, Yellow Gold, Black Case 1万7280円
サイズ 幅32mm×厚さ6.0mm
ムーブメント 日本製クォーツ
ケース ステンレススティール316L
風防 サファイアガラス
防水 日常生活防水
(提供:Knot)