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業界人の《ことば》から 第165回

コンサルは男くさい仕事だが、人材の多様性を重視していく

デジタルを活用し人はよりクリエイティブになるべき

2015年10月14日 13時00分更新

文● 大河原克行、編集●ASCII.jp

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人手不足をITで解決する

 江川社長は、デジタルが有効に働く領域として、「人不足」の課題解決をあげる。

 「いまや、日本の企業の最大の困りごとは人不足である。83%の企業が人不足に悩んでいるという調査結果がでている。これは、調査対象となった42カ国中、ずば抜けて多い比率であり、最も深刻な状況にあるのが日本だといえる。それを解決するのが、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)とデジタルになる」と語る。

 そして、「アクセンチュアにとっても、人不足は大きな課題である」と語る。

 アクセンチュアでは、昨年だけで、1000人の中途採用を行ったが、今年も同等規模の中途採用を計画しているという。

 「それを実現するためには、ダイバーシティが大切。女性、外国人の採用なしには乗り切れない」と語る。

 ただ、江川社長には懸念材料もある。

 「コンサルティングは体力勝負のところもあり、男臭い職場。文化を変えて、働きやすい環境にしなければ、継続的な成長はない」

 アクセンチュアの継続的な成長を支えるのはやはり人材であり、そのためには、ダイバーシティは不可欠。それを実行するには、女性、外国人などが働きやすい環境へと変えていく必要があるというわけだ。アクセンチュアの変革は、デジタル化と同時に、誰もが働きやすい文化へのシフトが不可欠というのが江川社長の認識のようだ。

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