アニメイト、KADOKAWA、講談社、集英社、小学館の5社は、同日付で合弁会社「株式会社ジャパン マンガ アライアンス」を設立。2016年春までにタイ・バンコクに国内のマンガ・アニメショップを出店すると発表した。代表取締役にはアニメイト取締役の國枝信吾氏が就任する。
設立の目的は、やはり海外で広まっている国内マンガ・アニメコンテンツの海賊版の問題だという。これを打破するために、まずはタイ・バンコクに今秋に現地法人を設立し、日本のマンガ・アニメショップ「アニメイト」を出店する。本物を手に取ってもらうことで海賊版への抑止力にするのが狙い。
タイのマンガ・アニメ市場は150億~190億円ほどあると想定されているが、そのほとんどが海賊版に流れているという。ビザ免除を受け訪日タイが増加している背景やファンの絶対数を増加させるために第1号店として選んだとしている。
なお、アニメイトはすでに海外で出店しているところもあるが、出版社と協業しているからこそできるイベントなどを展開することで差別化を図るとしている。また、ポイントカード作成時の書類に海賊版に反対するといったレ点を用意するといったことも実施する。