インフォアジャパンは8月28日、CRMアプリケーション「Infor CRM」を、2016会計年度中(2016年4月まで)に国内提供開始すると発表した。Amazon Web Services(AWS)クラウド上で提供するクラウド型アプリケーション群「Infor CloudSuite」のラインアップ強化を図る。
インフォアでは昨年より、Infor CloudSuiteにおいて、各業種別ERP製品群をAmazon Web Services(AWS)クラウド上で提供すると共に、オンプレミスERPからクラウドERPへの移行を促す「Infor Upgrade X」プログラムを展開してきた(関連記事)。
今回、Infor CloudSuiteの新たなラインアップとしてInfor CRMの提供を開始する。同CRMはオンプレミス/クラウドの両形態で提供されるが、特にクラウド型での提供に注力する。米インフォアではクラウドCRMへの積極的な投資を行っており、グローバル2500社以上のInfor CRM利用企業のうち、新規導入の過半数がクラウドベースとなっている。
Infor CRMは、タブレットなどモバイルデバイスからのCRM利用をサポートするほか、アドインによるOutlookやGmailなどとの機能統合、予算に応じた機能の取捨選択が可能などの特徴がある。
インフォアジャパンでは今後、さらに倉庫管理システム「Infor WMS」や、人材管理システム「Infor HCM」も日本市場向けにクラウド上で展開し、Infor CloudSuiteの拡充を推し進める予定としている。