もうこいつら絶対負けたくない。
アメリカのMegaBotsが今年6月、日本のクラタスに挑戦状をたたきつけた。いずれも有人パイロット操縦型の巨大ロボットである。
MegaBots Mk.IIは全長4.5メートル、重量5.4トンの巨大ロボット。ガソリン駆動でドシャンドシャン動き、「1kgペンキ砲弾」を時速160kmのスピードでぶっぱなせる巨大ランチャーを装備している。
MegaBotsは8月18日からKickstarterで開発資金を募集中。安全機構や装飾にNASAやハリウッドの力を借りたいとプロジェクトを立ちあげて、わずか一週間ほどで35万ドル(4300万円)を集めてしまった。
アメリカを迎え撃つのは、日本の水道橋重工が誇るクラタスだ。重量4トン、BB弾を撃ちこむガトリング銃を片手に装備しており、操縦者はコクピットで周囲の映像を確認できる。
水道橋重工では挑戦を受けるとともに「もうちょっとカッコよくつくれよ」「デカいものに銃つけりゃいいっていうアメリカ文化」とMegaBotsを挑発。勝負を格闘戦に持ちこんで「ぶんなぐって倒して勝つ」と宣言している。
ちなみにブログによれば「クラウドファンディングは?」という声をもらっているそうだが、いまのところ予定はないといい、むしろただ金を集めるというのではない、日本らしい戦い方で勝ってみせたいと気概を見せている。
「アメリカはキックスターターというアメリカ的な発想でロボを改造すればいい。こっちは日本のもの作りの意地を見せる意味でも、技術や部品、その他もろもろ、お金以外の繋がりで戦いたい」
決戦は1年後だ。巨大ロボットは日本人の得意分野。どれだけ巨大でも細部にまで魂をこめる日本の底力を見せてやってほしい。