装着型ロボットスーツのサイバーダインは8月24日、ペジーコンピューティングと、小脳処理機能と学習型汎用AIの共同開発向けた資本提携を行なったと発表した。
ペジーコンピューティングは省電力組み込み型汎用プロセッサーの開発を得意とする企業で、同社の開発したメニューコアプロセッサーはスーパーコンピューターとして国内各機関で利用されている。
サイバーダインは、次世代のロボットスーツHALでは人間の小脳と同等以上の信号処理性能・反応速度を持つ小脳機能が必要とされるとしている。また、今後予想される高度な使い方や運用のしかたに対し、利用者の身体機能や外乱にも高速に適応する学習機能を持つ汎用AIが必要となるという。
今回の資本提携は、サイバーダインからペジーコンピューティングへの出資となり、両社ではロボットスーツHALの小脳処理機能を含む信号処理技術やプロセッサーの共同開発を行なうという。