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小脳的な制御システムを取り入れた高度身体制御を可能に

サイバーダイン、ロボットスーツに小脳的処理と学習AI搭載に向け業務提携

2015年08月24日 19時10分更新

文● 行正和義 編集/ASCII.jp

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サイバーダインのロボットスーツHAL(左)とペジーコンピューティングのメニューコアプロセッサー(右) 

 装着型ロボットスーツのサイバーダインは8月24日、ペジーコンピューティングと、小脳処理機能と学習型汎用AIの共同開発向けた資本提携を行なったと発表した。

 ペジーコンピューティングは省電力組み込み型汎用プロセッサーの開発を得意とする企業で、同社の開発したメニューコアプロセッサーはスーパーコンピューターとして国内各機関で利用されている。

 サイバーダインは、次世代のロボットスーツHALでは人間の小脳と同等以上の信号処理性能・反応速度を持つ小脳機能が必要とされるとしている。また、今後予想される高度な使い方や運用のしかたに対し、利用者の身体機能や外乱にも高速に適応する学習機能を持つ汎用AIが必要となるという。

 今回の資本提携は、サイバーダインからペジーコンピューティングへの出資となり、両社ではロボットスーツHALの小脳処理機能を含む信号処理技術やプロセッサーの共同開発を行なうという。

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