ディーバは8月20日、日本企業の不正会計・汚職防止支援を目的に、独BELLIN Gmbhとパートナー契約を締結。BELLINのグローバル資金管理システム「tm5」と「資金管理アウトソーシングサービス」を9月1日から提供すると発表した。
tm5は、グループ全体の多通貨残高や借越金利、外国為替、株式、投資信託、国債、社債、商品先物などの可視化・分析、銀行やディーラーとの連携、グループ内外の支払業務の効率化など「グローバル資金管理」に必要な機能を多数備えた製品。世界200カ国、1万800以上の金融機関や企業をつなぐオンラインシステム「SWIFT(国際銀行間通信協会)」との連携で、網羅的なセキュアなサービスを提供するという。
tm5を日本市場に投入するのに加えて、ディーバは連結会計システム「」DivaSystem」を通じたグループ経営管理のノウハウを生かし、tm5を活用してグローバル資金管理の実業務を請け負うアウトソーシングサービスも提供する。
日本企業において、不正会計や汚職などのリスクは年々高まり、ガバナンス強化は必須となっている。また、世界情勢が激しく変動する中、外国為替、株式、投資信託、国債、社債、商品先物などのポートフォリオを常に確認して、素早く対応することも求められる。ところが、国内における資金管理システムの選択肢は少なく、資金管理に精通した人材も不足しているという。
ディーバは、資金管理先進国としてあらゆる法整備が進んでいる欧米で実績のあるBELLINと手を組み、高品質なグローバル資金管理サービスを提供。グローバルに展開する国内企業を中心に拡販し、tm5については3年で70社の導入を目指す。DivaSystemとの連携強化も予定する。