安倍首相の謝罪ロボットや美少女ロボットなど
人型ロボットもいっぱい!
もうひとつの柱である人型ロボットについて紹介していこう。
先行者のようなお騒がせロボットが登場した。中国メーカー製の「安倍首相の謝罪ロボット」なるロボットである。
もっとも、筆者自身会場で見かけ、近づくとスーツ姿のおじさんが何も言わず頭を下げるロボットで、接待用アンドロイドかと思ったのだが、これが安倍首相だとは思わず、後でニュースで話題になっていて驚いた。中国メディアでは「自己満足の産物」などと評されるなど、日中メディア双方で酷評されていた。
CIROS2015での人型ロボットは、中国メーカーのロボットがほとんどだったが、その中国メーカーの中で多数派となったのが給仕ロボットである。
今年の旬なロボットといえるかもしれない。てるてる坊主のような外形で二足歩行はせず、あらかじめ決めた線の上を歩き、ボタン操作で止まったり、振り向いたりできる製品ばかりだ。
美女をテーマにしたロボットや、ディスプレーがあり、そこに顔が表示されるロボットなどがある。どうも中国中で給仕ロボットが働くロボットレストランが登場しそうだ。
子供向けのおもちゃは今年登場した新しいものはなく、ペットボトル大のサイズで、でんぐり返しをしたり、踊ったりするロボットや、会話に応じるロボットはあるが、目立った新製品はなく、2~3年前からあるものが目立つ。
さまざまなロボットがあったものの
ネットユーザーの反応は薄め……
地元上海人の家族連れが注目し、メディアも記事を掲載したが、中国すごい!的な製品は登場せず、ネットユーザーの反応は薄かった。
ただ一斉になにか同じジャンルのロボットを出すトレンドのようなものはあるので、あるときは突然成長した中国製ヒューマノイドが各ブースで出ているかもしれない。興味があれば一度行ってみるのもいいだろう。
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