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細田守監督作品の世界をリアルに体験できる「バケモノの子」展は今日から

2015年07月24日 21時56分更新

文● MOVIEW 清水、編集●オオタ/ASCII.jp

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 7月11日から全国公開され、大ヒットを記録しているアニメ映画「バケモノの子」。本作は「時をかける少女」、「サマーウォーズ」、「おおかみこどもの雨と雪」で知られる細田 守監督の最新作で、バケモノ・熊徹と少年・九太の奇妙な師弟関係を軸に描かれる冒険活劇だ。その「バケモノの子」と舞台となっている渋谷・ヒカリエで、細田作品の世界を体験できるイベント「バケモノの子展」が7月24日から8月30日まで開催されている。

細田 守監督の最新作「バケモノの子」の世界観を体験できる「バケモノの子展」は今日から8月30日まで開催される

 本イベントでは、「バケモノの子」をはじめとする4作品の貴重な資料を見ることができるほか、国内外から注目を集めているウルトラテクノロジスト集団チームラボと、「日本的面白コンテンツ」を実践する面白法人カヤックが制作した、映画の名シーンを体験することができる。開催前日となる7月23日、メディア向けの内覧会が行なわれたのでレポートする。

細田 守監督作品の貴重な資料

 「時をかける少女」から「バケモノの子」までの4作品の絵コンテ、キャラクターデザイン、原画などの貴重な資料を展示。原画横にあるディスプレーで、その仕上がった映像と見比べることができたり、アニメ評論家の氷川竜介さんの解説などを読むことで制作過程を知ることができる。

 また、ファンにはうれしい、作品の世界を感じることができる展示も。

「サマーウォーズ」のOZワールド

「バケモノの子」に登場する不思議な生き物チコ

「バケモノの子」のバケモノ界を入り口にある渋天街のモニュメント

「バケモノの子」の熊徹の大太刀をモチーフにした日本刀。東京都無形文化財保持者である吉原國家氏による刀

「バケモノの子」の世界を体感できるチームラボ制作のブース

熊徹道場では、熊徹から指導を受ける九太の修業を体験できる。専用のリモコンを使い、モニタ内に現れる陶器や果物をぶった斬れ!

チームラボカメラでは、サイネージ前で手をかざすことにより、良いされたフレームに自分の姿を取り込んで撮影できる。撮影した画像はFacebookに投稿することも可能だ

細田作品の名シーンを再現する面白法人カヤックのブース

「おおかみこどもの雨と雪」から雪と雨の背比べ。画面の前で手をかざすと、その高さによってキャラクターが現れる

「時をかける少女」の名シーンを再現したブース。等身大の千晶の前に立つと「未来で待ってる」とささやいてくれる。背景は雲や川の水がきちんとアニメーションしている精巧な映像

「サマーウォーズ」の名シーンを体験できるブース。カウントに合わせて「よろしくお願いしまあああすっ!!」と叫びながらEnterキーを押そう。落下する人工衛星の軌道をずらすことができ、落ちた衝撃が伝わってくる

「サマーウォーズ」のOZにメッセージを残す。入力したメッセージ映画で描かれたOZ空間と同様に表示される。残念ながら外のネットとはつながっていないので、入力されたメッセージは来場者しか楽しむことができないが……

 これらのブースは簡単に、誰でも体験できるが、同時に体験できる人数が少ないため、ある程度時間がかかることを覚悟して来場するのがいいだろう。

●バケモノの子展

会期:7月24日(金)~8月30日(日)
会場:渋谷ヒカリエ 9F ヒカリエホール ホールA
時間:10:00~19:00(18:30最終入場)
お問い合わせ:「バケモノの子展」運営事務局 TEL:03-3556-6562
公式ホームページ:http://www.ntv.co.jp/bbe

作品解説
 この世界には、人間の世界とは別に、もう1つの世界がある。バケモノの世界だ。 人間界【渋谷】とバケモノ界【渋天街(じゅうてんがい)】。

 交わるはずのない2つの世界に生きる、ひとりぼっちの少年とひとりぼっちのバケモノ。
 ある日、少年はバケモノの世界に迷い込み、バケモノ・熊徹(くまてつ)の弟子となり、九太(きゅうた)という名前を授けられる。

 その偶然の出会いが、想像を超えた冒険の始まりだった――

スタッフ・キャスト 監督・脚本・原作:細田守
作画監督:山下高明 西田達三
美術監督:大森崇 高松洋平 西川洋一
音楽:高木正勝

役所広司、宮﨑あおい、染谷将太、広瀬すず、山路和弘
宮野真守、山口勝平、長塚圭史、麻生久美子、黒木華
諸星すみれ、大野百花、津川雅彦、リリー・フランキー、大泉洋

公式サイト:http://www.bakemono-no-ko.jp/

「バケモノの子」
7月11日より、全国東宝系にて公開中

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