品川駅――ビジネス街の昼間は良好な通信速度
駅前、特に港南口側にオフィスビルが立ち並び、山手線の駅のなかでもビジネスパーソンの非常に多い街となった品川。夏休み中も観光名所としてではなく、新幹線の乗り降りに使う駅といった按配だろう。
上りも速度が出ており、どんな使い方をしてもサクサク動くという速度の出方をしている。午後3時ごろに計測したこともあり、ランチタイムでもなく帰宅時間でもないため、スマートフォンの計測としては特別混雑した時間ではないビジネス街の速度は、だいたいこの程度だろう。また、リニア開業以降は東京の新たな玄関口として発展していく街でもあるので、さらなる増強が期待できる。
東京駅――混雑時は地上を歩くのがベターか
東京駅の丸の内側はビジネス街でもあるが、皇居や東京駅舎など観光スポットとしての一面も持っている。天気の良い日であれば、観光客が東京駅をバックに記念写真を撮るという光景が途切れなく見られる場所である。
東京駅前から皇居方面への向かう行幸通りは、地上の道の中心が歩道になっているほか、地下にも巨大な地下道がある。行幸通り以外にも地下道は張り巡らされており、暑い日や雨の日などは人通りが地下に潜ってしまうこともある。データ通信のトラフィックも同様だ。
この計測は雨が降りそうな曇り空のもとで行なった。スマートフォンを取り出して写真を撮りまくる外国人観光客もほとんど見かけらない状況だったため、特にAQUOS SERIEでRBBでの計測で30Mbpsを超える数値を記録している。観光客が常に行き交う状態を想定しているせいなのか、通信環境がしっかり増強された場所とも言える。
秋葉原駅――さすがは電気街! 上り速度が安定して◎
秋葉原についてはもう説明のいらない街だろう。電気街らしく、携帯電話の通信環境もしっかり増設されているはず。計測場所はUDX側に通じる駅前広場だが、複数の近隣のビルからここを狙って基地局のアンテナが向いていると思われる。
気になる速度だが、注目すべきは上り速度。LUCEでは10Mbps超えを記録している。上り速度がどの端末・計測サイトでも良好な数値を記録していることは、SNSへの写真や動画のアップロードのほか、検索サイトの利用という面でもメリットがありそうだ。
上野駅――乗降客は多いはずだが……下りが高速安定
東日本の玄関口と言われた上野駅。今や新幹線も中距離電車もただの停車駅という位置づけとなってしまい、上野駅で外に出て「東京に着いた~」と伸びをするのもドラマのなかだけの光景となってしまった。
今回計測した場所は、駅舎が見える2階のペデストリアンデッキの上。上野駅から東京メトロ本社やビジネス街エリアを結んでおり、ビジネス利用客が足早に通り過ぎる場所というのが実態となっている。そのため、この場所でスマートフォンをいじっている人はそれほど多くなく、トラフィック的にも混雑していない。
提供:ケイ・オプティコム
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