オレゴン州立大学は7月14日、“ベーコンのような味”がする海藻を発見したと発表した。
海藻は古くから世界中で食用とされてる赤い海藻「ダルス」(紅藻類ダルス目ダルス科)。オレゴン州立大学ではハワイの養殖場にてアワビの商業養殖を進めており、当初アワビの餌として海藻の育成を進めていたが、栄養価に富むダルス自体の食材利用に注目。
ダルスをはじめとした海藻はヨーロッパでは食用に供されているが、海藻を食べる習慣のない北米市場に向けて粉末化するなど加工を研究。レシピを工夫している際、ダルスを揚げると強いベーコン風味になることを発見した(何の油で揚げたのかは不明)。
同大ではこのダルス株の特許を保有しており、ハワイだけでなく米東海岸でも養殖が可能として企業提携を呼びかけているようだ。ビーガン市場だけではない食品供給の可能性があるとしてレシピの開発、食品産業へのマーケティングを進めるとしている。