7月から国内サービスを開始したアップルの月額制音楽ストリーミングサービス「Apple Music」。現在は3ヵ月無料で提供されているため、すでに使ってみたという方も多いだろう。
「月額制で音楽が聴き放題」というサービスは世界的に見ればすでに目新しいものではないが、著作権問題などもあってか、これまで日本では話題にのぼることも少なかった。業界大手の音楽ストリーミングサービスが立て続けに登場したことも相まって、にわかに注目を集めるようになったのはここ数ヵ月の話ではないだろうか。そうしたサービスの中でも、もっとも話題をさらっているのがApple Musicであることは間違いないだろう。
この記事では、そんなApple Musicの概要や特徴をあらためて整理し、サービスの詳細についてお伝えする。
月額980円で音楽が聴き放題、ビットレートは最大で256kbps
Apple Musicは、日本国内では個人プランが月額980円、家族6人で共有できるファミリープランが月額1480円で提供されており、サービス期間中は楽曲を無制限に再生可能となる。また、現在は3ヵ月の無料トライアル期間を設けているのも特徴だ。
楽曲リストは「iTunes Store」で配信されているカタログに近いもので、総数は3000万曲以上と、他のストリーミングサービスと比べても圧倒的なボリューム。楽曲のファイル形式は、iTunesと同じ256kbps AACファイルとして提供される。ただし、Wi-Fi通信時とモバイルの通信回線利用時でビットレートが自動で切り替わる仕様となっており、LTE/3G利用時のビットレートは150kbps前後に抑えられるようだ。音質の設定機能などには対応していないため、とにかく良い音質でストリーミングを楽しみたいユーザーはWi-Fiでサービスを利用する必要がある。
iOSでは最新の「iOS 8.4」で正式に対応し、OS XやWindowsではiTunesから利用できる。AndroidおよびApple TV版は今秋公開を予定しているようだ。
(次ページ、「月額サービスを最大限に活かす豊富なレコメンド機能」に続く)
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