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Apple Musicを知る 最終回

Apple Musicの参入で一段と盛り上がるストリーミング、どれを選べばいい?

これ見ればもう迷わない。表つき音楽配信サービス一斉比較!

2015年08月10日 08時00分更新

文● 貝塚/ASCII.jp

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dヒッツ powered by レコチョク うたパス スマホでUSEN Spotify
運営会社 NTTドコモ/レコチョク KDDI USEN スポティファイ
ラジオ型/オンデマンド型 ラジオ型/オンデマンド型 ラジオ型 ラジオ型 ラジオ型/オンデマンド型
月額利用料 500円 300円 490円 無料/9.99ドル/
14.99ドル
チャンネル数/その他 およそ1000プログラム以上/200万曲以上 およそ350チャンネル/250万曲以上 およそ100チャンネル 3000万曲以上(全世界)
オフライン再生 ○(「myヒッツ」に楽曲を登録) ×
ビットレート/
フォーマット
128kbps(AAC) 128kbps(MP3)/320kbps(AAC) 非公表 96kbps/160kbps/320kbps
サービス開始日 2012年7月 2012年5月 2013年12月 2008年10月
※表中データはすべて2015年7月現在、編集部調べ。「ビットレート」はサービス内で選択できるものをプランをまたがってすべて記載。「フォーマット」は公表している/取材で判明し、公表の許可を受けたサービスのみ記載。

ラジオ型/オンデマンド型?

スマホでUSENのようにジャンルなどカテゴリーで分けられたチャンネルを選択し、流れてくる音楽を楽しむタイプが「ラジオ型」で、Apple Musicのように目的のアーティストや楽曲を検索・選択して楽しむタイプが「オンデマンド型」だ。ただし、オンデマンド型のストリーミングサービスの多くは、Apple Musicの「Radio」にあたる機能のように、ラジオ型サービスをふくんでいるパターンが多い。

dヒッツ powered by レコチョク

 NTTドコモとレコチョクによるサービス「dミュージック」の楽曲(一部除く)を配信するストリーミングサービス。1000プログラム以上のプレイリストが利用できるほか、アーティストを検索して目的の楽曲を再生することもできるラジオ型とオンデマンド型の複合的なサービス。歌詞表示機能を持ち、カラオケのように再生中の部分の色が変わるため、カラオケの練習にも利用できてしまう。音源は128kbpsのAACで、ファイルサイズが大きすぎず、通勤や通学中のイヤフォンでの利用に最適。CD発売より先行しての楽曲配信もしている。

うたパス

 iOS、Android、PCから利用可能。「とっておきのBGMサービス」と銘打ち、プレイリストの豊富さをウリにしている。実際に「J-POP最新」や「逢いたくなるsong」、「ダンサーも認めるEDMマスト曲」「夏のおもいでsong」など、時期やシチュエーションに合わせたオリジナリティーのあるプレイリストを多数公開しており、気分や季節に合った楽曲に出会えるのがポイント。Smart TV BoxSmart TV Stickを利用すれば、自宅のテレビでもサービスを利用可能だ。

スマホでUSEN

 iOS、Androidで利用可能。「スマホ用の有線放送」とでも言うべき、ラジオ型のストリーミングサービスで、月額490円という手頃な価格も魅力。他社サービス同様シーンやシチュエーションに合わせたオリジナルのプレイリストや、1アーティストに絞った「アーティスト特集」、アニメ映画公開記念のコラボプレイリストなど、およそ1000以上というプレイリストの多さが嬉しい。またポップスだけでなく演歌や歌謡曲、語学、トーク番組などにも強い。テンポやリズム、男性/女性ボーカル、テーマ、スタイルなど絞り込み項目も多い。

Spotify

 スウェーデン発、2008年からサービスを展開し、現在ではアメリカ、ヨーロッパ各国で絶大な支持を集めているストリーミングサービス。3000万曲以上という楽曲数の多さに加えて、広告付きのフリープランでも利用し続けられる、フリーミアムのサービス。日本国内への参入を待つ声は以前から多いが、6月に電通デジタルが出資したことから、いよいよ参入するか? との見方もある。今後の動向を見守りたいサービス。

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