昨年からタイの通信速度は変わったのか?
今年のSUPER GT タイ戦は、10月から6月へとスケジュールが変更された。レース自体を振り返ると、われらがミクSLSは痛恨のタイヤバーストでノーポイントという結果に終わってしまった(関連記事)。
読者のみなさんがタイのレースの結果と同様に気になるのは、やはり現地の通信速度だろう(そうに違いない!)。海外旅行に行ったら現地の空港でまっさきにSIMを買い、観光地よりも地元のケータイショップ巡りに精を出す、そんな素敵なライフスタイルを送るみなさんに、タイでのスピードテストの結果をお届けしたい。
さて、昨年も速度テストを行なったが(関連記事)、日本でモバイルルーターをレンタルして、現地キャリアのTrue moveでのテストの結果、そんなに悪くない数字だった。
今回はSIMフリースマホの「ZenFone 2」(ASUS製)とワイモバイルの「GL06P」「GL04P」(ともにファーウェイ製)を持っていき、現地キャリアのプリペイドSIMでテストをした。True moveは昨年試したので、今回はAISとdtacというタイの2大キャリアをチョイス。
選んだSIMはどちらも旅行者向けのトラベラーSIMで、AISは「100バーツ分の通話料金+1週間1GBの3G通信」というもの。1GBを使い切ってしまっても、64kbpsで通信ができるし、チャージして容量を追加も可能だ。対応周波数は2.1GHzと900MHz。dtacはパッケージに「100バーツ分の通話料金+1週間無制限3G通信」と書いてあったが、よく読むと1GBを超えると2Gでの接続になると書いてあったので、基本的にはAISと同じシステムだ。対応周波数は2.1GHzと1.8GHzと850MHz。
料金はどちらも299バーツ(日本円で1200円ほど)。今回は約5日間の滞在だったので1日あたり240円の計算だ。日本のキャリアのデータローミングが2980円/1日と考えるとかなりオトクに見えるが、問題は速度! どんなに安くても繋がらなくては意味がない。
(次ページでは、「バンコクとブリーラム市内の通信速度は!?」)