日本航空(JAL)とヤマハは6月19日、日本語から外国語への自動翻訳技術を活用し、空港で日本語アナウンスを自動翻訳する「おもてなしガイド」アプリの実証実験を行なうと発表した。
ヤマハの提供する「おもてなしガイド」アプリを外国人旅行者が各自のスマホにダウンロードして利用する。アプリはインターネット接続なしにJAL係員が肉声でアナウンスしている内容を翻訳、文字情報でスマホ画面に表示する。
さまざまな国からの旅行者が行き交う空港では、すべての言語でアナウンスするのが難しいこともあり、アナウンスを各自スマホで翻訳して情報を得ることのニーズやアプリの機能性を実証実験で確かめる。JALとヤマハでは、Sound UD(ユニバーサルデザイン)として、外国人観光客や聴覚に問題がある人向けに「音のユニバーサルデザイン化」を進めるという。
実証実験は6月22日~9月30日まで実施、JAL国内線搭乗口(JAL221便、JAL229便)にて日本語/英語/中国語の3ヶ国語で提供する。アプリはiPhone(iOS 7.0以降)でApp Storeにて無償公開される。