子どもの心を忘れない大きなお友だち向けの製品もいっぱいすぎるのも問題な気がするのだが
今年も東京おもちゃショーには「大きなお友だち向け」充実
2015年06月19日 20時00分更新
東京ビッグサイトにて「東京おもちゃショー2015」が6月20日から一般公開される。子どもの心を忘れない大きなお友だちへの見どころを紹介しよう。
ここ数年、オモチャ業界のメジャータイトルなかで大きな比重を占めつつあるのが大人向け高額商品。6月17日のプレスデーに会場にて発表されたバンダイ「DX超合金魂グレートマジンガー」(5万3784円)や完全変形トランスフォーマー「バンブルビー」(身長約1.3m、市販化予定)など、いかにも子供の心を持ったオトナ向けな商品が目立つ。技術を凝らした製品には確かにいい大人が夢中になるのもやむを得ないところではある。
もちろん技術的に凝ったものも続々登場している。タカラトミーの「リニアライナー 超電導リニアl0系スペシャルセット」(3万7800円)、本当に磁力浮上するオモチャ的なものならば学習教材などですでに販売されているので目新しくはないようにも思っていたのだが、実際に走行しているところを見ると思いの外に高速かつ滑らかな走りっぷりに驚かされる。
フライングトイやハコスコVRなども登場
また、従来からあったフライングトイ(メディアとしてはドローンと呼ぶだろうが)にしてもジャイロやセンサーなどの制御技術のおかげで飛行性能を着実な進化させている。あくまでオモチャとしてのレベルながら、一昔前のちょこちょこっと飛ばして楽しむだけではなく、飛ぶのは当然、その先を楽しむことが玩具としてのポイントだろう。注目なのはシー・シー・ピーの「ナノファルコン・デジカム」。指先でつまめるほどの機体だが30万画素(リアルタイム画像伝送機能はない)ながらもカメラを搭載。機体を折りたたんでプロポ内に収納、しかもその状態でもカメラとして利用できるのも面白い。
キッズタブレットやキッズスマートウォッチなど時代の流行に合わせたさまざまなトイも登場するなか、VR的なシロモノや自作・学習系などさまざまなものが並ぶ。子供はもちろん大人まで楽しめる(最近は大人のほうが楽しんでいる気もするが)オモチャの文化を見に行ってみよう。