富士通は6月17日、電子部品のライフサイクル情報を提供するEOL(End of Life)サービス「電子部品情報サービス CLCA(Component Life Cycle Adviser)」を発表した。
近年、電子部品の技術革新が著しく、部品のライフサイクルが短くなる傾向にある。このため、情報機器や医療機器、車載電子機器などの設計・製造現場では、部品終息にともなう設計手戻りや販売機会の損失を抑制するため、早期の部品ライフサイクル情報の収集が重要だという。特に、
- 設計上流工程での部品ライフサイクルの確認
- 終息代替品の早期決定
- 設計完了後の継続的な部品供給状況の把握
などの対応が必要となる。この結果、多くの企業では、部品ライフサイクル情報を、電子部品メーカーのWebページなどから収集しているが、数千点、数万点におよぶ部品の調査は大きな負担となっている。
そこで、電子部品情報サービス CLCAでは、自社のものづくりにより収集した信頼性の高い部品ライフサイクル情報や代替候補品情報を提供。企業の円滑な終息部品対応を支援する。
価格は月額20万円から(税別)。別途、初期構築費などが必要となる。