シャープは6月4日、同社のスマートフォン「AQUOS」に搭載する、スマホが人格を持ったかのようにしゃべる機能「エモパー」のウェブプロモーション第2弾「エモパーmovie 『エモ道』第2弾“emopa life story”」の告知イベントを開催した。
人とスマートフォンの関係を再定義する「エモパー」
イベントでは、シャープ 通信システム事業本部マーケティングセンター 新規ビジネス戦略推進部 部長の小林 繁氏が登壇。「シャープブランドの方向性として、新たに『人に一番近いシャープ』を目指しています。スマートフォンが人にもっと寄り添い、愛着がわくように開発したのがエモパーです。エモパーのユーザーの使用率は3割ほどとなっています。当社での調査で、スマートフォンで音楽を聴く人は3割程度という結果がでていますので、エモパーの使用率は高いと自負しています。1度使っていただくと、愛着感というのが分かっていただけるでしょう。スマートフォンに愛着を生み出すというのは新しいカテゴリーだと思います。さらに広く使っていただくために、これからも開発を続けていきたいと思います」とコメントした。
スマートフォンと人との関係を変える、受動的でなく能動的な機能
小林氏は、スマートフォンをユーザーが何かをしない限りは動かない能動的な便利な機械と定義したうえで、シャープはそのスマートフォンと人との関係を変え、スマートフォンを能動的に動かすためにエモパーを開発したと説明。また、小林氏は、エモパーは一言でいうと「スマートフォンがタイミングよく話しかけてくれるAI機能」とし、タイミングよくということが重要であるということを強調した。
進化したエモパーはより話しかけてくれるようになった
また、2015年夏モデルから搭載するエモパーは「emopa Ver2.0」として進化。従来のエモパーと比べて進化した点は大きく分けて3つあるという。
1つ目は、入力したキーワードの関連語から話題を選択して話しかけてくれるようになったことだ。例えば、「テニス」をキーワードとして入力していると、テレビで放送する試合やテニスを題材にしたアニメなどを教えてくれたりする。
2つ目は、外出先などでイヤフォンを介して話しかけてくることだ。電車の中で降車駅が近づくと知らせてくれたり、雨が降っている日であれば「傘をわすれてませんか?」などを話しかけてくれる。
3つ目は、エモパーがしゃべったことに「なんて言ったの?」や「ほかに面白いことを言って」などと返事をすると、さらに話してくれるということだ。これはユーザーの意見から取り入れた機能で、エモパーを使用していて、話しかけられたことをもう一度聞き直したいというユーザーが多かったという。
エモパーは、2015年夏モデルの「AQUOS ZETA SH-03G」「AQUOS Xx」「AQUOS SERIE SHV32」「AQUOS EVER SH-04G」「AQUOS CRYSTAL 2」5機種に搭載している。
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