シャープは、同社のAndroidスマートフォンに搭載する、ユーザーに向かって端末がいろいろと話しかけてくれる機能「エモパー」をバージョンアップ。また、従来エモパーを搭載しない同社製端末に機能限定版で利用できる「エモパーLite」の配布を3月末から開始する。
エモパーはシャープの2014年冬モデル以降に搭載された新機能で、あらかじめ設定されたキャラクターの性格に合わせて、感情豊かな表現でユーザーに対して、いろいろと話しかけてくれるものだ。
シャープによると、約3割のユーザーが利用しているほか、利用者の満足度も高い機能として好評を博しているとのこと。一方でユーザーからの声として、「もっと話しかけてくれるといいのに」というものがあり、今回のバージョンアップで話しかける回数や話のシナリオを増やした。また、Yahoo! Japan 映画情報・急上昇ワードに含まれる内容を話題として取り上げるようになっている。
エモパーはキャラクターの追加も可能であり、1コマ漫画としてウェブ上で人気を博している「サラリーマン山崎シゲル」の作者、田中光氏とのコラボで誕生した新キャラ「秘書 桜田かおる」、AQUOS SERIE miniで追加された「おれんじん」が、従来の3キャラクターに合わせて利用できる。
このほかにも、ユーザーの名前を呼ぶ際に、従来は自動的にアクセントが設定されたが、複数の候補の中からユーザーがアクセントを選ぶ機能も追加されている。
「エモパーLite」は、Android 4.1以降、1.5GBメモリー以上の既存のシャープ製端末で利用できる機能限定版。エモパーはバッテリーをほとんど消費せずにセンシング機能を利用するために特定のハード向けのチューニングが施されているが、エモパーLiteでは測位機能などが一部省略されている。しかし、話の内容などは基本的に同等で、機種変更でエモパー対応端末を購入した際のデータの引き継ぎなどにも対応している。
同社はこれに合わせて、エモパー関連情報を集約した「emopark(エモパーク)」という公式情報サイトを公開した。「秘書 桜田かおる」の新作1コマ漫画が読めるほか、エモパーが話しかけてくる内容を視聴することも可能だ。