好きなアニメのBlu-ray Discを最高の状態で見たいと思った時、何を揃えればいいと考えるだろう。サウンドバーで質の高い音で楽しむのもありだし、大画面のディスプレーを用意してド迫力で観るのもありだ。しかし、やっぱりこだわりたいのは映像そのものの美しさ。特にアニメでは、動きをより美しく滑らかに見ることにこだわりたい。
一般的に日本のアニメは映画などと同様に、毎秒24コマ(24p)で再生する前提で作られている。一方テレビなど放送を視聴するための機器やパソコンのディスプレーなどは60Hzで駆動することが前提となっている。つまりインターレースであれば30コマ、プログレッシブであれば60コマとなる。24コマのコンテンツを再生する場合には、そのための変換が必要だ(テレビなどでは24pでの再生に対応した製品もある)。そしてパソコンでも、アニメや映画の24pを60Hz駆動でも滑らかに表示するための技術も登場している。代表的なものが、AMD製GPUが搭載している「Fluid Motion Video」だ。
使用にはFluid Motionに対応したGPUと対応する再生ソフトが必要。そこでオススメしたいのが、Radeon R9 260を搭載し、Power DVD 15 Ultraがセットになっているユニットコムのミニタワーデスクトップパソコン「MN5010-i5-Fluid Motion+NZB」だ。
今回は、MN5010-i5-Fluid Motion+NZBとPower DVD 15 Ultraを使用して、実際にアニメ「ストライク・ザ・ブラッド」がFluid Motionでヌルヌル動くか試したので紹介しよう。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | MN5010-i5-Fluid Motion+NZB |
CPU | Core i5-4460(3.2GHz) |
グラフィックス | Radeon R9 260 |
チップセット | H81 チップセット |
メモリー | 4GB |
ストレージ | 500GB HDD |
内蔵ドライブ | Blu-ray Discドライブ(書き込み対応16倍速) |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T) |
インターフェース | USB 3.0×2、USB 2.0×4、HDMI端子×1、miniD-sub 15ピン×1、DVI-D端子×1、アナログ6chサウンド(ライン出力×1/ライン入力×1/マイク入力×1)など |
電源 | 500W 80PLUS SILVER認証 ATX電源 |
サイズ | およそ幅175×奥行389×高さ363mm |
ソフトウェア | Power DVD 15 Ultra(通常版) |
OS | Windows 8.1 Update(64bit) |
(次ページ「ストライク・ザ・ブラッドでFluid Motionを試すならやはり“あの”シーンでしょ!」へ続く)