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装着感は抜群

スペック全部盛り! ワイヤレスでNC機能のDENONヘッドフォンを試す

2015年05月30日 12時00分更新

文● 四本淑三、写真●篠原孝志(パシャ)

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ノイズキャンセリング効果もバッチリ

 ペアリングの状態は本体のLEDでモニターできますが、ヘッドフォンをかぶると、バッテリーの残量やNCのオン/オフなど、そのほかの情報も音声ガイダンスで確認できます。音声ガイダンスは英語、日本語、中国語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、そして音声の代わりにビープ音も選べます。

microUSB経由でフルチャージまで約3時間

付属品はセミハードケースのほか、充電用microUSBケーブル(0.5m)、有線接続用のステレオミニ-ステレオミニプラグ(1.3m)、6.3mmプラグアダプター、航空機用アダプター、そして、これら小物を収めるポーチ

 ノイズキャンセル回路を入れなくても、イヤーパッドがよく密着するので、密閉型としても遮音性は高いヘッドフォンです。それでも乗り物の中では耳につく低域の騒音は、どうしても透過してしまうわけですが、その低い帯域の騒音カットに有難味を感じるノイズキャンセル回路です。これがかなり効きます。

 集音マイクをハウジングの内外に設け、フィードバックとフィードフォワードの2方式で消音する本格的なもので、騒音の帯域によらず消音効果はかなり高いです。絶対的な消音性能ではBOSEの製品に譲るものの、最近のBOSEは、人声を透過させる目的で中音域のカットが穏やかな傾向にあるので、余計に効いている感じがします。

両側のハウジングに開いた長円形の穴がフィードフォワードのマイク。右ハウジングのON/OFFスイッチは主電源ではなく、ノイズキャンセリング機能のオン/オフです

フィードバックのマイクは耳とドライバーユニットの間、サランネットの内側にあります

 ノイズキャンセル回路由来のノイズも低いのも美点でしょう。このヘッドフォンの面白いところは、Bluetooth接続でも有線接続でも、ノイズキャンセル回路のオン/オフが効くことでしょう。そして、それぞれの状態で音質がまったく違います。

(次ページでは、「Bluetooth接続は動画を観るのに最適」)

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