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装着感は抜群

スペック全部盛り! ワイヤレスでNC機能のDENONヘッドフォンを試す

2015年05月30日 12時00分更新

文● 四本淑三、写真●篠原孝志(パシャ)

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 DENONからBluetooth接続のノイズキャンセリング(NC)ヘッドフォン「AH-GC20」が発売されました。40mmユニットを採用したアラウンドイヤー型で、コンフォート指向に振ったモデルです。

 ノイズキャンセルとBluetoothを同時に使って20時間持つバッテリーと、そのバッテリーが切れても聴ける有線接続に対応。Bluetooth接続時のコーデックとしては、標準のSBCのほかに、低遅延で高音質なAAC、aptX、aptX Low Latencyに対応しています。そしてBluetooth接続時には内蔵マイクでヘッドセットとしても使えるという、ゴージャスなスペックの製品です。

 価格は3万5610円(ヨドバシ・ドッド・コム価格)と、ソニーやBOSEなどのノイズキャンセリングヘッドフォンの代表的製品にぶつけてきた感じです。

 Bluetooh+NCという形式は、スマートフォンでのモバイルリスニングに最適なはずですが、今のところそれほど選択肢に恵まれてはいません。もし完成度の高い製品が登場すれば、人気を博すことでしょう。果たして出来栄えはどうでしょうか。

デザイン、手触り、携帯性は良好

 マットブラックのハウジングアウターケースと、従来より高い耐久性を持つという人工皮革のイヤーパッドはしっとりした質感。光沢を押さえたアルミのハンガーと、荒いメッシュのクロスで覆われたヘッドパッドはさらっとした感触。そうした手触りの対比も含め、本体のデザインはよく考えられています。

 内部に基板やバッテリーを収めなければいけないこのタイプとしては、ハウジングが薄いのも特筆すべき点でしょう。ハンガー部を回転させてフラットに折りたたみが可能で、付属のセミハードケースに付属品とともにぴったり収納できます。携帯性も問題ありません。

 金属パーツを多用している割には軽く、またヘッドフォンのフィット感もよく、装着が長時間に渡っても、快適に過ごせそうです。

ハンガー部分はアルミ。スライダー部分も金属製。本体重量はおよそ275gで、金属パーツを多用している割に重くはありません

ヘッドバンドの頭に当たる部分はドライフィットクロス

ヘッドバンドの上の部分は人工皮革になっています

付属のセミハードケースに折りたたんで収納するとこうなります

(次ページでは、「ノイズキャンセリング効果もバッチリ」)

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