日本マイクロソフトは、同社社員向けのスマートフォンとして、Windows Phone 8.1を搭載する「Lumia 830」の配布を開始したと発表した。そのために技適の取得など日本国内で利用するのに必要な手続きも行なったとしている。
日本国内で正式にリリースされたWindows Phone端末は2011年発売のau「IS12T」が最後で、同社社内でも長らく利用されていた。そのIS12TはWindows Phone 7.8までアップデートされたものの、Windows Phone 7.8のサポートはすでに昨年秋に終了している。
Lumia 830は昨年9月に発表された端末で、5型HD液晶でLTE対応、Snapdragon 400(クアッドコア/1.2GHz)、1GBメモリー、16GBストレージ、1000万画素カメラなどの特徴を持つモデル。Windows 10へのアップデートも予定されている。
なお、同社は社員への端末配布について、Lumiaシリーズの日本市場での事業展開・製品販売につながるものではないと断わり書きを入れつつ、社内での活用を通じて、Windowsベースのスマートフォン事業について検討・展開していくうえで役立てるとしている。