京セラコミュニケーションシステムは5月20日、観光情報配信や災害時の通信手段となる公衆無線LANシステム「観光・防災Wi-Fiステーション」の提供を開始した。
駅前や観光地、学校や避難所などの公共施設のWi-Fiスポットとして設置し、平時には地域住民や観光客に向けた公衆無線LANサービスとともに地域行政情報や観光情報を配信。災害時には搭載されたソーラーパネルと内蔵蓄電池により電源を確保し、避難情報を配信や災害時の通信手段となる。
システムには気象センサー、サイネージ(ディスプレー)、監視カメラ、スマホなどへの充電環境なども搭載でき、さまざまなサービス、防災対策などに利用できる。価格は106万5960円より(システム1基の基本構成。設置工事費など除く)。京セラコミュニケーションシステムでは、ユーザー認証や会員管理・課金などのシステムや、配信するコンテンツ制作、運用支援を含めたトータルサービスとしても販売するとしている。