スマートフォンを携えて、ゴールデンウィークを便利に過ごすアイテムやアプリを紹介する本特集。今回は海外に行く人編。海外で快適にスマホを使うためのサービスやアプリを紹介していく。注意事項もあるので、海外に行く前にぜひご一読を!
通信手段の確保は
国内キャリアのローミングが簡単
最近はSIMフリー端末と現地で調達したSIMを組み合わせたり、現地でモバイルルータレンタルが流行っているが、新たな機器を買ったり借りたりするのが面倒と思うなら、国際ローミングサービスも意外に悪くない。
ドコモの場合「海外パケ・ホーダイ」(関連リンク)としてサービスを提供している。対象国ならば1日24.4MBで収まるならば1980円、それよりももっと多く使う場合は上限2980円で利用が可能だ。
auは「海外ダブル定額」(関連リンク)、ソフトバンクモバイルは「海外パケットし放題」(関連リンク)としてほぼ同様の通信容量、価格のサービスを提供している。いずれも1日の区切りは日本時間による。海外では時差があるので、1日の区切りが異なるので注意が必要だ。
そのほか、ドコモでは「海外1dayパケ」(関連リンク)というサービスもある。事前申し込みが必要だが、「海外パケ・ホーダイ」よりも割安な料金で利用可能。1dayの区切りも申込時点から24時間となっているため利用しやすい。ただし、高速通信は30MBまでで、それを超えると極端に遅い16kbpsという通信速度になる。
ソフトバンクモバイルはiPhone 6、iPhone 6 Plusを購入した回線に限り、アメリカ本土やハワイなどのSprintネットワークにローミングしているとき、通話、SMS、データ通信の料金が日本国内と同じになる「アメリカ放題」(関連リンク)を提供している。
通話定額の「スマ放題」ならば、アメリカにいても日本とアメリカにかけ放題で、着信も国内同様に無料。旧プランの「ホワイトプラン」でも、アメリカ放題ではソフトバンク宛ての通話が24時間無料だ。データについても同様で、もしアメリカにしばらく滞在するならば、日本でソフトバンクモバイルにiPhone 6で加入してもいいだろう。
海外ローミングでは接続先に注意!
これらの国際ローミングで必ず注意しなければならないことは、定額料金が適用される海外ローミング先の通信事業者と、海外ローミングが可能な通信事業者がイコールでないこと。そのため、隣接国の電波を掴むなど、レアなケースではあるが定額適用でない通信事業者に接続してしまった場合に信じられないほど高額な請求が来てしまう事例がある。
その可能性がある地域に行く場合は、接続先を手動設定するなどの方法で防ぐことができる。海外ローミングの利用には事前の手続きは不要(ローミング利用を不可として申込んでいる人を除く)であり、海外パケット定額の利用も手続きは不要なので、つい気軽に使ってしまいがちだが、痛い目に遭う前に設定を確認しておきたい。
また、念のために自分が使っている機種が渡航先の方式、周波数帯に対応しているかも要確認だ。
普段使っている通信事業者の海外ローミングを高いと見るか安いとみるかは人それぞれだが、自分の端末がそのまま使えるため、レンタル料や普段使い慣れない機器を使うよりは簡単で確実。特に期間が短い場合や、海外利用が当分ないことが確実ならば、これで十分という人も多いだろう。
(次ページに続く、「音声通話は割高なのでIP電話サービスも要検討!)」
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