シャープは4月24日、国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう」用として、同社製微生物センサー「BM-300C」3台をJAXAに納入したと発表した。
BM-300Cは、周囲の空気を吸入して微生物を抽出、蛍光検出法によって微生物量を約10分で自動計測する装置で、連続計測にも対応する。微小重力のISSでも動作するにように改良したものを納入した。
ISSでは閉鎖された環境に複数の宇宙飛行士が長期滞在しており、宇宙飛行士の健康維持を考えると空中を漂う病原体など微生物の存在をリアルタイムでモニタリングすることは非常に重要となる。