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クラウドプロバイダーや通信事業者向けの「NetScaler MPX 25000」

最大160Gbps、シトリックスが「NetScaler ADC」最上位機種

2015年03月18日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 シトリックス・システムズ・ジャパンは3月17日、アプリケーションデリバリコントローラ(ADC)のハイエンドモデル「Citrix NetScaler MPX 25000シリーズ」を提供開始した。通信サービスプロバイダー向けモデルで、2Uサイズの筐体1台で最大160Gbpsのシステムスループット(L7)を実現する。

2Uサイズで最大160Gbpsのスループットを提供する「Citrix NetScaler MPX 25000シリーズ」

 NetScaler MPX 25000シリーズは、最大160Gbps/秒間460万L7 HTTPリクエストの「MPX 25160T」と、最大100Gbps/秒間320万L7 HTTPリクエストの「MPX 25100T」の2機種で構成され、それぞれ提供する機能が異なる3エディション(スタンダード、エンタープライズ、プラチナ)が用意されている。いずれの機種も10G SFP+スロットを32個備える。

 他のNetScalerシリーズ同様、MPX 25000シリーズも「Triscaleテクノロジー」に対応しており、最大32台のクラスタ化により、1システムで3.5Tbpsのスループットまでスケールアウトが可能だ。

 こうしたスケーラビリティを背景に、パブリッククラウドサービスやキャリアグレードクラウド向け、またモバイルS/Gi-LANサービス向けのADCとして、高いコストパフォーマンスを提供するとしている。

 販売価格(スタンダードエディションの税別参考価格)は、MPX 25100Tが2080万円から、MPX 25160Tが2380万円からとなっている。

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