2013年8月の「『Mac Pro』を自作マニアが徹底カスタマイズ! まるで別物に?!」と2014年01月の「Mac Pro(Mid 2012)カスタマイズ記パート2! CPU換装に挑戦でパワーアップ」を行なってきた我が愛機の「Mac Pro(Mid 2012)」改め、“Mac Pro改”くん。
前回換装した、2.93GHz/最大3.33GHz動作の6コア/12スレッドCPU「Xeon X5670」×2基も超安定動作。WindowsやUbuntu、Androidの仮想OSもサクサク動作中だ。
Xeon X5670による24スレッド動作はもちろん、SSDやGeForce GTX 680、USB 3.0ボード、Blu-rayドライブの追加で、カスタマイズするところが、見当たらない状態なのだが、1年半ほど使った光学ドライブPIONEER「BDR-208BK」のトレイが出てこない症状が発生。
ちょうど、前回カスタマイズから1年経ち、いろいろ変わった「OS X Yosemite(10.10)」(以下 Yosemite)のクリーンインストールもしたいので、愛機のさらなるパワーアップを決意。2015年にふさわしい最新パーツへの換装に踏み切った。
Mac Pro(Mid 2012)改 スペック | |
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Mac Pro (Mid 2012) |
型番「MD771J/A」 |
CPU | Intel「Xeon X5670」(2.93GHz/3.33GHz)×2 |
メモリー | 48GB(PC10600 DDR3 ECC 8GB×6) |
ビデオカード | GeForce GTX 680 GDDR5 2GB |
SSD | Samsung「SSD 840 Pro」(256GB) |
HDD1 | Western Digital「WD1000FALS」(1TB) |
HDD2 | 東芝「DT01ACA200」(2TB) |
HDD3 | Western Digital「WD30EFRX」(3TB) |
光学ドライブ | PIONEER「BDR-208BK」 |
SATA3.0拡張カード | Apricorn「Velocity Solo x2」 |
USB3.0拡張カード | デンノー「Fast U3 Mac(MEPI-4PU3M)」 |
太文字部がこれまでカスタマイズしてきた箇所だ。すでに購入時から残っているパーツは、ケース、ロジックボード、電源ユニット、HDD(WD1000FALS)のみになってしまった。
PCI Express SSDで爆速化に挑戦
パワーアップできるところを考えた結果、手始めにMac Pro(Late2013)やMacBook Pro Retina(Mid2014)などで採用されたPCI Express SSD(M.2 SSD)の搭載に決定。
当然ながら、Mac Pro(Late2013)向けに販売されている換装用SSDを、Mac Pro(Mid 2012)にはそのまま使えないのだが、PC自作向けの超爆速M.2 SSDのSamsung「XP941」とM.2→PCI Express変換アダプターを組み合わせれば、旧型Mac Pro(2006~2012)で使えることをウェブ上で発見。
さっそくSamsung製M.2 SSD「XP941」の256GBモデル「MZHPU256HCGL-00004」(実売価格3万円前後)と、Bplus Technology(デジナビ)が販売しているM.2規格のSSDをPCI Express×4インターフェースに変換する「M2P4A V1.0」(実売価格9000円前後)を調達。
PCI Expressインターフェース化したXP941をMac Pro(Mid 2012)に取り付けて、Yosemiteのインストールを試みた。
(→次ページヘ続く 「ドキドキしながらOSをYosemiteに移行」)