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143億円の投資を集める野菜ジュース屋 シリコンバレーのJuiceroとは何者か

2015年01月13日 17時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)/大江戸スタートアップ編集部

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 スタートアップ界隈ですったもんだあり、毒をたくわえてきた投資家にはデトックスが必要だ。

 米シリコンバレーのスタートアップ、ジュースロー(Juicero)がこの1年半で1億2000万ドル(約143億円)におよぶ巨額の資金を調達したようだ。ビジネスインサイダーが報じている。簡単にフレッシュジュースができるキューリグ式コーヒーマシンのような機械を開発しているのだという。

 ジュースロー創業者のダグ・エバンス(Doug Evans)CEOは、ニューヨークで話題のオーガニックフードショップ・オーガニックアベニュー元代表で、現在も投資家の1人だ。

 オーガニックアベニューは栄養学者のデニス・マリが共同創業者で、野菜ジュースやサラダ、ローフードを中心に展開している。ボトル入りの野菜ジュースも販売中で、ニューヨーカーによれば1本およそ1000円の高級ミックスジュースはモデルなどファッション業界関係者を中心に人気を集めているのだとか。

 米国において高級野菜ジュースは近年の注目株だ。2012年設立の野菜ジュースベンチャーSujaは、コールドプレス(非加熱)で健康志向の高級ジュースを売り、初年度2000万ドル(約23億円)の売上を叩き出したという。投資家たちが野菜に熱中するのも分からないでもない。

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