このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第114回

2万円台のLTE対応格安スマホの速度をテストした

2015年01月06日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 税別で2万円台で買えるLTEスマホを3台比較する第2回。スペックはそれなりだが、実際の使い勝手はどうなのだろうか。文字入力や通信速度を確認してみたが、価格を考えると上出来と言える結果となった。

ファーウェイ「Ascend G620S」

京セラ「KC-01」

freetel「freetel LTE XM」

freetel XMが1勝しているものの
スペックだけなら一長一短

 LTE対応ながら2万円台で購入できる格安スマホ、ファーウェイのSIMフリースマホ「Ascend G620S」、UQ mobileから提供されている京セラ「KC-01」、freetelの「freetel LTE XM」を比較しているスマホ定点観測。まずは前回(関連記事)のおさらいとしてスペックを見てみよう。

  Ascend G620S KC-01 freetel LTE XM FT142D
メーカー ファーウェイ 京セラ プラスワン・マーケティング
本体サイズ 約72.1×142.9×8.5mm 約64×127×11.1mm 約70.4×142.3×7.8mm
重量 約160g 約133g 約132g
画面サイズ 5型 4.5型 5型
画面解像度 720×1280ドット 540×960ドット 720×1280ドット
OS Android 4.4.4 Android 4.4.4 Android 4.4.2
CPU クアッドコア 1.2GHz クアッドコア 1.2GHz クアッドコア 1.2GHz
ROM/RAM 8GB/1GB 8GB/1.5GB 16GB/1GB
メモリーカード microSDHC(32GB) microSDHC(32GB) ×
下り最大通信速度 150Mbps 100Mbps 150Mbps
LTE対応周波数 2GHz/1.7GHz/
800MHz
2GHz/800MHz 2GHz/1.7GHz/
800MHz
キャリアアグリゲーション × × ×
VoLTE × × ×
無線LAN 2.4GHz対応 2.4GHz対応 2.4GHz対応
テザリング ○(最大8台) ○(最大10台) ○(最大8台)
カメラ画素数 800万画素CMOS
(裏面照射型)
800万画素CMOS
(裏面照射型)
800万画素CMOS
インカメラ 200万画素CMOS 200万画素CMOS 100万画素CMOS
防水/防塵 ×/× ○/○ ×/×
ワンセグ連続視聴 × × ×
フルセグ連続視聴 × × ×
FeliCa × × ×
赤外線通信 × × ×
NFC × × ×
Bluetooth 4.0 4.0+LE 4.0
MHL(HDMI) × × ×
Miracast × ×
SIM形状 microSIM microSIM microSIM
バッテリー容量 2000mAh 2000mAh 2300mAh
Qi × × ×
カラバリ ブラック、ホワイト ブラック ブラック、クリスタルホワイト

公開当初、一部スペックに間違いがありました、お詫びして訂正いたします。(1/7 16:00)

 スペックだけなら、大手キャリアから発売されている最新フラグシップ機と見比べると、やや見劣りする。スペックでは決め手が無いなか、料金比較でfreetelのXMが最安となり1勝とした。もっとも3機種ともMVNOのSIMと組み合わせれば、2年間のトータルコストは大手キャリアの3分の1程度で済み、サイフにとても優しいのは間違いない。

 あとは操作や機能で不満が出るか。今回はスピードチェックとして、まずスクロール速度をチェックする。

500通のメールをスクロール
freetel XMがここでもリード

 最初はGmailアプリを使いメールを500通あらかじめ受信し、上から下へスクロール。その時間を競う。計測はストップウォッチで3回。最速タイムと平均タイムを掲載している。

  Ascend G620S KC-01 freetel XM
最速タイム 6秒96 5秒24 5秒10
平均タイム 7秒27 7秒50 5秒62

 タイムだけを見れば歴代の機種にまったく劣らない好結果。最速はfreetelのXMだ。スクロールの滑らかさでは、スペックの高い機種にはかなわないものの、細かく止まりながらもスピーディーに一気にスクロールしていく。

 2位は5秒24を記録したKC-01だが、滑らかさでは3機種中で最下位。スクロールが何度も大きく止まる。快適とはいえないが表示を省略しているのか、500通目に達するタイムは短かった。

 3位のAscend G620SはXMとスクロールの仕方が似ている。滑らかではなく、細かくスクロールは止まるものの、強引に下へ進んでいく感じだ。

 3機種ともスクロールの“滑らかさ”ではいまひとつだが、500通目に素早く達するという意味では十分なスピードだ。

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン