基本スペックは8型タブレットでは高め
続いて「LaVie Tab W TW708/T1S」のスペック面を見ていこう。CPUはクアッドコアのAtom Z3735F(1.33GHz)で、メモリーは2GB、ストレージは64GBのeMMCだ。10.1型モデルであるLaVie Tab W TW710/Tとの違いは、以下の表のとおり。ストレージ構成は同じだが、CPUとメモリー容量については10.1型モデルのほうがスペックが高い。そのぶん8型モデルは携帯性で優っているため、どちらがいいかは好みの問題だろう。
>8型モデルと10.1型モデルの基本スペックの違い | ||
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TW708/T | TW710/T | |
液晶サイズ | 8型 | 10.1型 |
CPU | Atom Z3735F(1.33GHz) | Atom Z3795(1.60GHz) |
メモリー | 2GB DDR3L | 4GB LPDDR3 |
ストレージ | 64GB eMMC | 64GB eMMC |
2GBメモリーと64GB eMMCの組み合わせは、8型Windows 8.1タブレットのなかでは上位の構成だ。2万円台の格安モデルにはメモリー容量が1GBでストレージが32GBの構成が多く、処理が多少もたつく場面もある。その点、2GBのメモリーを搭載するLaVie Tab W TW708/T1Sなら、ネット閲覧や文書の作成にも問題ない。実際にWindows 8.1を使ってみたところ、アプリの起動時などに多少の待ち時間はあったものの、ストレスを感じるほどではなかった。
ストレージ容量については64GBとされているが、実際にCドライブに割り当てられているのは48.1GBだった。さらに空き容量は31GB程度で、大容量の写真や動画を保存するのには向いていない。microSDカードやネットワークストレージを利用したほうがいいだろう。
グラフィックス機能としては、CPU内蔵のインテルHDグラフィックスを利用する。性能は高くないため、3Dゲームのプレーは厳しいレベルだ。ただし2D描画主体のゲームやブラウザーゲーであれば問題なくプレーできる。
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