発表会終了後、サムスン電子ジャパンの糸櫻氏がGALAXY Note Edgeの開発秘話などについて紹介した。
GALAXY Noteはアナログの紙のノートとデジタルの融合
日本からはインカメラの機能アップを要望
GALAXY Noteシリーズのコンセプトは、紙のノートのアナログ的な価値とデジタル機器の価値を融合させ、本質的な価値に近づけていく部分にあるとする。GALAXY Note Edgeでは側面を曲げるだけでなく、曲げて何ができるのかというのかが検討されていた際、付箋が付いて側面にはみ出している紙のノートが1つのアイデアとなったという。
GALAXY Note 3までのユーザーからのフィードバックも反映されている。特に最近ではスマートフォンのハードウェア的には平準化が進んでいるため、ユーザーは差別化を求めているという。そこで今回採用されたのが、Sペンの使い勝手の強化とマルチタスク。マルチタスクでは、ペンを使ってマルチウィンドウ時のウィンドウサイズを変更したり、位置を移動することも可能になっている。
日本から韓国の本社に要望した点はインカメラ。日本での調査ではスマホのインカメラに不満が多かったとする。世界的にもセルフィー(自撮り)文化の広がりがあり、ちょうどうまく噛み合ったとのこと。特に強調していたのは、自撮りした写真にペンで書き込みをするという機能。プリクラ文化がある日本ならではの操作を盛り込めたと紹介された。
エッジスクリーンにも工夫がある。スワイプによる回転ドアのような操作が特徴的。間違った操作をしないようアイコンの間隔を広げたり、よく使うアイコンを真ん中に置くことで、しっかりグリップして落としにくくするなど、細かな部分でも配慮がなされている。
GALAXY Note Edgeは防水に対応していないが、日本市場では必要な機能では? という質問に対しては、今回はより画期的な部分にチャレンジしたために搭載していないが、防水に対応したGALAXY S5が各国で好評であり、それもあってGALAXY S5登場以降は防水機能に対する本社内での反応も違ってきているとした。